「セメント瓦はもう販売していない」って本当?【2026年6月25日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
【2026年6月25日更新】
皆さん、おはようございます。
【瓦の寿命?】「セメント瓦はもう販売していない」って本当?現在セメント瓦のお家に住む人が絶対に知っておくべきメンテナンスの常識と注意点
突然ですが、ご自身のお家の「屋根材」が何でお手入れされているか、正確に把握していますか?
「うちは昔ながらの瓦屋根だから、寿命も長いし大丈夫!」と思っている方……それ、本当に「和瓦(日本瓦)」ですか?
実は、昭和から平成初期にかけて建てられたお家に非常に多く採用されているのが「セメント瓦」という屋根材です。
見た目は和風の瓦に似ていますが、中身は全くの別物。
そして今、このセメント瓦をめぐって、ある重大な事実がリフォーム業界や施主様の間で話題になっています。
それは、「セメント瓦は、現在はもうほとんど製造・販売されていない(廃盤になっている)」ということ。
「えっ?じゃあ、うちの屋根が割れたらどうなるの?」
「訪問業者に『もう直せないから全面葺き替えが必要』って言われたけど、本当?」
今回は、現在セメント瓦の屋根にお住まいの方に向けて、セメント瓦がなぜ消えたのかの真相、現在の状態を見極めるチェックポイント、そしてこれから先、悪質業者に騙されずにお家を守るためのメンテナンスの鉄則を徹底解説します!
1.結論:「セメント瓦は今は販売していない」は本当か?
結論から申し上げますと、「新築用・一般流通品としてのセメント瓦は、大手メーカーを含めほぼすべて製造を終了(廃盤)している」というのは紛れもない事実です。
まずは、なぜこれほど普及したセメント瓦が市場から姿を消してしまったのか、その歴史と理由を紐解いていきましょう。
セメント瓦とは?(粘土瓦との違い)
日本の伝統的な「瓦(粘土瓦・三州瓦など)」は、粘土を高温で焼き固めたものです。
表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)が塗られているため、トップクラスの耐久性(半永久的)を誇り、塗装によるメンテナンスが不要という特徴があります。
一方の「セメント瓦」は、その名の通りセメントと砂を混ぜて型に流し込み、成形した瓦です。
| 比較項目 | 伝統的な「粘土瓦(焼き物)」 | 昭和~平成に流行した「セメント瓦」 |
| 主成分 | 粘土(焼き物) | セメント + 砂 |
| 耐用年数 | 50年~100年(半永久的) | 30年~40年前後 |
| 塗装メンテ | 不要 | 10年前後に一度、必須 |
| 現在の製造 | 盛んに製造されている | ほぼ製造終了(廃盤) |
なぜ製造中止(廃盤)になってしまったのか?
昭和の高度経済成長期、住宅が大量に建てられた時代に、セメント瓦は「安価で、火災に強く、形を自由に成形できる画期的な屋根材」として爆発的に普及しました。
しかし、時代の流れとともに以下の理由から姿を消すことになります。
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「ガルバリウム鋼板」や「スレート」の台頭: より軽くて地震に強く、施工が簡単な新しい屋根材が主流になりました。
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重さによる耐震性の懸念: 阪神・淡路大震災以降、住宅の「軽量化」が重視されるようになり、非常に重いセメント瓦は敬遠されるようになりました。
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メンテナンスの手間: 後述しますが、セメント瓦は定期的に塗装をしないと脆くなるため、維持費がかかるというデメリットが敬遠されました。
結果として、需要が激減したメーカーは次々と撤退。
現在では、全く同じ形のセメント瓦を新品で購入することは極めて困難になっています。
2.現在セメント瓦のお家に住んでいる人が直面する「3つのリスク」
「もう売っていない」ということは、現在セメント瓦の屋根で暮らしているお家には、いくつかの具体的なリスクや不都合が発生することになります。
リスク①:部分補修が非常に難しい(同じ瓦が手に入らない)
もし台風や落雷、飛来物によってセメント瓦が2~3枚だけ割れてしまったとします。
通常なら、割れた枚数だけ新品と差し替えれば数万円で済みます。
しかし、セメント瓦は廃盤になっているため、「全く同じサイズ・同じ噛み合わせの瓦」を新品で取り寄せることができません。
💡 職人の裏技と現実
解体現場から出た「中古のセメント瓦」をストックしている良心的な瓦屋さんを探すか、形状が近い別の瓦を加工して無理やりハメ込むといった特殊な技術が必要になります。そのため、部分補修だけでも職人さんの手間賃(技術料)が高くなるケースがあります。
リスク②:放置すると「ただのセメントの塊」になり崩壊する
伝統的な粘土瓦は、水を通しません。
しかしセメント瓦は、元を正せば「コンクリートやセメント」と同じです。
セメント自体には防水性がありません。
新築時は表面に綺麗な「着色特殊塗料」が塗られているため水を弾きますが、紫外線や雨風で塗装が剥げると、セメントがむき出しになり、雨水をスポンジのように吸収し始めます。
水を吸ったセメント瓦は、以下のような末路をたどります。
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冬場に凍結してひび割れる(凍害)
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強度が落ちて、触るだけでボロボロと崩れる
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常に湿るため、コケやカビが大繁殖する
リスク③:悪質リフォーム業者の「格好のターゲット」になる
これこそが、今回最も注意してほしいポイントです。
訪問営業会社や悪質なリフォーム業者は、下から屋根を見て「あ、あのお宅はセメント瓦だな」と一発で見抜きます。
そして、「セメント瓦はもう売ってないから、今すぐ200万円かけて全面葺き替え(リフォーム)しないと大変なことになりますよ!」と、事実を大げさに誇張して恐怖を煽り、高額な契約を迫ってくるのです。
3.我が家のセメント瓦は大丈夫?危険度セルフチェックシート
現在セメント瓦の皆様、あなたのお家の屋根は今どんな状態でしょうか?
ベランダから見えたり、少し離れた道路から見えたりする範囲で構いません(※危険ですので、絶対に自分で屋根に登らないでください)。
以下の状態をチェックしてみましょう。
段階別・危険度チェック
【危険度:★☆☆】チョーキング・色あせ
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状態: 瓦の色が全体的に白っぽく褪せてきている。
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解説: 表面の塗膜(防水性)が切れ始めているサインです。まだ瓦自体は生きていますが、そろそろメンテナンス(塗装)を検討する時期です。
【危険度:★★☆】コケ・藻・カビの発生
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状態: 瓦の北側や下半分が緑色、または黒っぽくなっている。
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解説: すでに防水性が完全にゼロになっています。 瓦が常に水分を含んでいる証拠であり、そのまま放置すると瓦の内部組織が脆くなっていきます。早めの高圧洗浄と塗装が必要です。
【危険度:★★★】ひび割れ・欠け・ズレ
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状態: 瓦の角が欠けている、表面にひび(クラック)が入っている、列が歪んでいる。
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解説: 今すぐ専門業者に見てもらうべき危険な状態です。 台風や地震で瓦が落下する危険性があるほか、割れた隙間から雨水が侵入し、雨漏りを引き起こすカウントダウンが始まっています。
4.セメント瓦の寿命を延ばす正しい「2つのメンテナンス方法」
「もう販売されていない」からといって、必ずしも今すぐ大金を払って屋根を丸ごと交換(葺き替え)しなければならないわけではありません。
瓦の状態に合わせて、正しいアプローチを選びましょう。
選択肢A:【予算を抑える】「屋根塗装」(瓦がまだ割れていない場合)
瓦自体がまだしっかりしていて、コケが生えている、あるいは色あせている程度であれば、「屋根塗装(塗り替え)」によって防水性を復活させ、寿命を大幅に延ばすことができます。
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メリット: 工事費用が比較的安く済む(一般的なお宅で数十万円~)。
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注意点: 塗装する前に「高圧洗浄」でコケや古い塗膜を徹底的に落とす必要があります。また、セメント瓦専用の「下塗り材(シーラー)」をケチらずたっぷり吸わせる技術を持った、信頼できる塗装業者に依頼することが絶対条件です。
選択肢B:【根本解決】「屋根葺き替え工事」(瓦がボロボロ・築30年以上の場合)
すでに瓦のあちこちが割れていて、築年数も30年を超えている場合は、塗装をしてもすぐに瓦ごと割れてしまうため、意味がありません。
この場合は、古いセメント瓦をすべて撤去し、新しい現代の屋根材に変える「葺き替え(ふきかえ)」を行います。
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おすすめの新しい屋根材: 「ガルバリウム鋼板」または最新の「高機能ハイブリッド瓦(ROOGAなど)」
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メリット: 重量がセメント瓦の「3分の1以下」になるため、お家全体の耐震性が劇的にアップします。もちろん、今後数十年間は雨漏りの心配がなくなります。
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デメリット: 足場代、瓦の撤去・処分費用、新しい屋根材の費用がかかるため、100万~200万円以上のまとまった費用が必要になります。
5.【超重要】現在セメント瓦の人が「絶対にやってはいけないこと」&断り方
この文章の中で、一番強調したいセクションです。
悪質な訪問業者や、知識のない業者に騙されて大損しないために、以下の行動は絶対に避けてください。
① 訪問業者の「もう直せないから葺き替えしかない」を鵜呑みにしない
訪問営業マンが来て、「セメント瓦はもう世の中にないから、一部が割れたらアウト。全部取り替えるしか選択肢はないですよ!」と言ってきても、その場での同意や契約は絶対に拒絶してください。
前述の通り、まだ瓦が生きていれば「塗装」で持たせることは可能です。
また、本当に葺き替えが必要な状態だとしても、その訪問業者ではなく、地元の信頼できる複数の業者から相見積もりをとって比較する方が、確実に安くて質の良い工事ができます。
② 知識のない業者に「雨漏りしているからカバー工法にしよう」と言われて同意する
これはリフォーム業界の深刻な落とし穴です。
最近主流の「カバー工法(現在の屋根の上に、新しい軽い金属屋根を被せる工法)」は、平らなスレート屋根などには有効ですが、波打っているセメント瓦の上には施工できません。
⚠️ 悪質な手口:
「セメント瓦の上からでも無理やりカバー工法でやれますよ」という無知・または悪質な業者が稀にいます。セメント瓦の上に金属屋根を被せると、間に巨大な隙間ができて湿気がこもり、お家を支える木材(野地板)があっという間に腐って家が傾く原因になります。セメント瓦のメンテナンスは「塗装」か「葺き替え(全撤去)」の2択しかありません。
③ 自分で屋根に登って確認しようとする
「うちのセメント瓦、どうなってるかな?」と、ご自身でハシゴをかけて屋根に登るのは絶対にやめてください。
劣化したセメント瓦は非常に脆くなっています。
大人の体重がかかった瞬間、パキッと割れて足を滑らせ、滑落する重大事故が多発しています。
点検は必ずプロの業者に(できればドローン点検などを行っている安全な業者に)依頼しましょう。
6.悪質業者を撃退する!セメント瓦専用の断り方フレーズ
もし作業着の営業マンが来て、セメント瓦のことを指摘されたら、以下のフレーズでシャットアウトしてください。
👤 業者:「奥さん!お宅の屋根、セメント瓦ですよね?あれってもう製造されてないから、今割れたら大変なことになりますよ!今なら無料で点検して…」
🏠 あなた(インターホン越しに):
「あ、教えていただきありがとうございます!でも大丈夫です。うちのセメント瓦の件は、すでに付き合いのある地元の信頼できる工務店さんに相談してあって、来月『ガルバリウム鋼板』への葺き替え工事の見積もりを出してもらうことになってるんです。もう予定が決まっているので、結構です。失礼します!」
このように、「もうセメント瓦の特性は知っている」「すでに付き合いのある業者と次のリフォーム計画が進んでいる」という2点をアピールすると、業者は「あ、この家を騙すのは無理だな」「他社の見積もりと競合したら勝てないな」と察して、すんなり引き下がっていきます。
7.まとめ:大切な我が家の屋根を守るために
今回の内容を重要なポイントとして振り返りましょう。
- セメント瓦が現在販売されていない(廃盤)というのは本当。
- しかし、だからといって今すぐ高額な葺き替えをしなければいけない訳ではない(状態が良ければ塗装でOK)。
- セメント瓦は水を吸うと一気に脆くなるため、コケやひび割れを見つけたら早めのケアが必須。
- 悪質な訪問業者の「今すぐやらないと大変」という脅しには絶対に耳を貸さない。
お家の屋根は、普段見えないからこそ不安になりやすい場所です。
その不安を煽ってくるのが悪質業者の手口ですが、正しい知識を持っていれば、落ち着いて適切な判断ができるようになります。
築年数が経ち、「そろそろ我が家のセメント瓦も心配だな……」と感じたら、まずは訪問業者ではなく、ご自身の手で塗替え情報館のような地元で長く営業している信頼できる塗装店や瓦屋さんに連絡し、現在の状態を正しく診断してもらうことから始めてみてくださいね。
あなたの安心安全な住まいづくりを応援しています!
静岡県沼津市・三島市・富士市、静岡市を中心として、静岡県にお住いの皆様におかれましては、塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っておりますので、是非ともご利用ください。
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