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【徹底比較】屋根リフォームは「葺き替え」と「カバー工法」どっちが正解?【2026年6月23日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館

工法現場日記塗装の豆知識

2026.06.23 (Tue) 更新

【2026年6月23日更新】

 皆さん、おはようございます。

 塗替え情報館・清水町本店のアドバイザー、佐野です。

  前回の記事では、見えない屋根の主役「防水シート(ルーフィング)」の寿命や種類別の耐用年数について詳しくお話ししました。

屋根の奥に侵入した雨水を防ぐ最後の砦『防水シート(ルーフィング)』【2026年6月16日更新】

 「うちの屋根もそろそろ防水シートの寿命かもしれない…」

 「雨漏りを根本的に直すには、屋根材だけでなく下地から直す必要があるんだな」

 そう気づいて屋根の全体リフォーム(大規模改修)を検討し始めたとき、業者から必ず提案される2つの選択肢があります。

 それが「葺き替え(ふきかえ)」「カバー工法(重ね葺き)」です。

 「どっちを選べばいいの?」

 「費用や寿命はどれくらい違うの?」

 「我が家にとっての『正解』はどっち?」

 ネットで調べても専門用語が多くて、どれが自分に合うのか判断するのは難しいですよね。

 また、業者によっては「手っ取り早く儲かるから」と、あなたの家に合っていない工法を強引に勧めてくるケースもあるため注意が必要です。

 今回は、屋根リフォームの2大工法である「葺き替え」と「カバー工法」を、費用・寿命・メリット・デメリット・選び方の基準まで徹底的に比較・解説します!

 これを読めば、見積書を見たときに自分で正しい判断ができるようになりますよ。

 あなたの大切なマイホームと予算を守るために、ぜひ最後までお付き合いください。

1.そもそも「葺き替え」と「カバー工法」ってどんな工法?

 まずは、それぞれの工法がどのような作業を行うものなのか、その根本的な違いをシンプルなイメージで理解しておきましょう。

① 葺き替え(ふきかえ)工法とは?

 葺き替えとは、一言で言えば「屋根の全面リセット・新調工事」です。

 現在ある古い屋根材をすべて剥がして撤去し、その下にある防水シートや、さらに下地である木材(野地板)まで丸裸にします。

 下地が傷んでいれば補修や補強を行い、まったく新しい防水シートと新しい屋根材をゼロから施工していく工法です。

  • イメージ:古くなったスマートフォンの本体を、バッテリーや基盤の不具合も含めて丸ごと最新機種に「買い替える」感覚です。

② カバー工法(重ね葺き)とは?

 カバー工法とは、一言で言えば「屋根の二重被せ工事」です。

 現在の古い屋根材を剥がさずそのまま残し、その上から新しい防水シートをピタッと貼り付け、さらに新しい屋根材(主に軽量な金属屋根)を被せるように固定していく工法です。

 屋根が二重構造(サンドイッチ状態)になります。

  • イメージ:スマートフォンの画面が少し傷ついたので、上から頑丈な保護ガラスフィルムを「上貼りする」感覚です。

 

2.徹底比較①:メリットとデメリット

 2つの工法には、それぞれ一長一短があります。

 「こちらの方が絶対に優れている」というものはなく、お家の状態やこれからのライフプランによって最適な答えが変わります。

 それぞれの特徴を深掘りしてみましょう。

【工法A】葺き替えのメリット・デメリット

葺き替えのメリット

  • メリット①:屋根の寿命が「最長」になる

    下地の木材(野地板)の腐食をすべて直し、防水シートも屋根材も新品にするため、新築時と同等、あるいはそれ以上の耐久性を取り戻せます。今後30年前後は屋根の心配が一切いらなくなります。

  • メリット②:屋根が軽くなり「耐震性」がアップする

    例えば、これまでの重い「日本瓦(和瓦)」から、軽量な「ガルバリウム鋼板」などの金属屋根に葺き替えた場合、屋根の重さは約$1/10$程度にまで軽くなります。建物の重心が下がるため、地震が起きたときの揺れが小さくなり、家の寿命を縮めるリスクを劇的に減らせます。

  • メリット③:どんなに激しい雨漏りや劣化でも100%直せる

    「下地の木材が腐ってボロボロ」「天井が落ちてきそう」といった、末期症状の雨漏りであっても、下地から作り直す葺き替えであれば、完全に新築同様の状態へ復活させることができます。

  • メリット④:すべての屋根材が選択可能

    既存の屋根を無くしてしまうため、次に乗せる屋根材の選択肢に制限がありません。「次はスタイリッシュなスレートにしたい」「モダンな洋瓦にしたい」といった好みのデザインを選べます。

葺き替えのデメリット

  • デメリット①:工事費用が最も高額になる

    古い屋根材の解体職人の人件費、そして剥がした大量のゴミを処分するための「廃材処分費」が高くつくため、総額費用がどうしても膨らんでしまいます。

  • デメリット②:工期が長く、工事中のストレスがある

    古い屋根を剥がす工程があるため、カバー工法に比べて工期が3日〜1週間ほど長くなります。また、古い瓦をバリバリと剥がす際の騒音やホコリがどうしても多く発生します。

  • デメリット③:工事中に雨が降るリスク(雨養生が必要)

    屋根材を剥がして丸裸にしている最中に突然の大雨が降ると、家の中に水が入ってしまう恐れがあります。そのため、職人がブルーシート等で厳重に「雨養生」をしながら細心の注意を払って進める必要があり、技術と手間がかかります。

【工法B】カバー工法のメリット・デメリット

カバー工法のメリット

  • メリット①:費用を大幅に抑えられる

    古い屋根材を剥がさないため、「解体人件費」と「廃材処分費」がほとんどかかりません。職人の手間も減るため、葺き替えに比べて数十万円単位でコストを浮かせることができます。

  • メリット②:工事期間が短く、生活への影響が少ない

    作業工程が少ないため、一般的な30坪の住宅であれば3日〜5日程度でスピーディーに工事が完了します。

  • メリット③:工事中の騒音・ホコリ・雨漏りリスクが低い

    屋根を解体しないため、大きな音やゴミが出にくく、ご近所トラブルのリスクを抑えられます。また、常に古い屋根が家を覆っている状態なので、工事中に突然の雨が降っても室内に雨漏りする心配がありません。

  • メリット④:断熱性・遮音性が向上する

    屋根材と防水シートが「二重構造」になるため、外の夏の暑さや冬の寒さが室内に伝わりにくくなり、エアコンの効きが良くなります。また、雨が屋根に当たるパチパチという音も聞こえにくくなります。

カバー工法のデメリット

  • デメリット①:屋根がほんの少し重くなる(耐震性への影響)

    古い屋根の上に新しい屋根を乗せるため、当然ながら屋根全体の重量は増します。カバー工法では必ず超軽量な「金属屋根」を使用するため、建物が倒壊するような深刻な重さにはなりませんが、新築時よりはわずかに耐震性が下がることになります。

  • デメリット②:下地の状態を目で確認できない

    古い屋根をそのまま塞いでしまうため、下地の木材(野地板)が中でどれくらい痛んでいるかを職人が目視で細かくチェックすることができません。

  • デメリット③:次回のメンテナンス時(30年後など)の解体費用が倍になる

    もし将来、お家を壊して建て替えるときや、さらに先の未来で再度葺き替えが必要になったとき、屋根が二重になっているため「2種類の屋根分の解体・処分費用」がかかることになり、後世への負担が増えます。

  • デメリット④:既存が「瓦屋根」の場合は施工できない

    カバー工法は、表面が平らな「スレート」や「アスファルトシングル」「金属屋根」の上からしか施工できません。波打っている「日本瓦(和瓦)」や「洋瓦」の上には、新しい防水シートを密着させることができないため、カバー工法は物理的に不可能です。

 

3.徹底比較②:費用・工期・寿命のスペック一覧

 2つの工法の違いを数字でシビアに比較してみましょう。

 ※一般的な30坪の戸建て住宅(屋根面積約80㎡)、既存がスレート屋根からガルバリウム鋼板へリフォームする場合の目安です。

比較項目 葺き替え(ふきかえ) カバー工法(重ね葺き)
工事費用の目安 140万 〜 220万円 90万 〜 140万円
費用の内訳特徴 解体費・廃材処分費が高額 解体・処分費がほぼゼロ
工期の目安 7日 〜 10日前後 4日 〜 6日前後
リフォーム後の寿命 約 30年 〜 40年 約 25年 〜 30年
屋根の重量変化 軽くなる(耐震性アップ) やや重くなる(ガルバなら最小限)
騒音・ゴミの量 多い 少ない
アスベスト処分費 該当する場合、極めて高額 閉じ込めるため、今回は不要

 費用面を見ると、やはりカバー工法が圧倒的に魅力的ですね。

 しかし、ここで一つ超重要なキーワードである「アスベスト(石綿)」問題について触れておかねばなりません。

【重要】2004年(平成16年)以前に建てられた家は要注意!

 2004年より前に製造されたスレート屋根(コロニアルなど)には、耐久性を高めるために「アスベスト」が含まれている可能性が非常に高いです。

 アスベストが含まれる屋根を「葺き替え」する場合、職人の健康を守り、近隣に粉塵を飛散させないための特殊な解体手順が必要となり、さらに産業廃棄物としての処分費用が通常の2倍〜3倍に跳ね上がります。

 これに対し「カバー工法」であれば、アスベスト入りのスレートを一切壊さず、上から新しい屋根で完全に閉じ込めてしまう(封じ込め)ため、高額なアスベスト処分費用を今回の工事では一切支払わずに済むという、裏の大きなメリットがあります。

 これが、築20年前後のスレート屋根の住宅でカバー工法が爆発的に選ばれている最大の理由です。

4.どっちが正解?プロが教える「選び方の基準」

 「特徴は分かったけれど、結局我が家はどちらを選べば損をしないの?」

 そんなあなたのために、プロが現場で実際に使っている「判断チェックシート」を用意しました。

 状況に合わせてどちらが正解かを見極めてください。

「カバー工法」が正解となる5つのケース

 以下の条件に多く当てはまる場合は、費用対効果が最も高くなる「カバー工法」がベストな選択肢です。

  • ケース1:現在の屋根材が「スレート」または「金属屋根」である

    (前提条件として、瓦屋根でなければカバー工法が可能です)

  • ケース2:現在、室内に「雨漏り」が発生していない

    (もしくは、雨漏りしていてもごく初期症状で、下地の木材まで腐っていないと確信できる場合)

  • ケース3:築15年〜25年前後で、予算をなるべく抑えたい

    (アスベスト処分費を回避し、最もコスパ良く屋根を新調できます)

  • ケース4:あと20年〜25年くらい家が持てばいいと考えている

    (自分の代でこの家に住むのは最後、将来は子供が継ぐか売却・解体する予定である場合)

  • ケース5:近隣との距離が近く、工事の騒音やホコリを最小限に抑えたい

「葺き替え」が正解となる5つのケース

 以下の条件に一つでも当てはまる場合は、いくら費用が安くてもカバー工法を選んではいけません。

 無理にカバー工法をすると、数年後に中から腐って大惨事になります。

  • ケース1:現在の屋根材が「日本瓦(和瓦)」や「洋瓦」である

    (構造上、瓦屋根は葺き替え一択となります)

  • ケース2:すでに深刻な雨漏りが何ヶ月・何年も続いている

    (下地の木材が確実に腐っているため、上からカバーしても中の腐食を止められず、最悪の場合屋根が重みで崩落します)

  • ケース3:これから先、30年・40年と長くこの家に住み続けたい

    (子供や孫の代まで家を引き継ぎたいなら、ここで下地から完全にリセットしておくのが最も賢い選択です)

  • ケース4:耐震性が心配で、家をできるだけ軽くしたい

    (特に古い耐震基準で建てられた家や、すでに重い瓦が乗っている家は、軽い金属屋根へ葺き替えることで地震への備えになります)

  • ケース5:過去に一度「カバー工法」をしたことがある屋根である

    (カバー工法ができるのは1回だけです。トリプルカバーは重量オーバーになるため絶対に不可能です)

 

5.見積書で騙されないための3つの自己防衛策

 最後に、リフォーム業者から提示された見積書を見る際、あなたが損をしないためのチェックポイントをお伝えします。

① 「現状の劣化診断写真」を見せてもらう

 「雨漏りがひどいから葺き替えですね」「これならカバー工法でいけますよ」という業者の言葉を鵜呑みにせず、「なぜその工法なのか」の根拠となる写真を見せてもらいましょう。

 特にカバー工法を提案された場合は、屋根裏(天井裏)にシミがないか、下地が水分を含んでフカフカしていないかをしっかり調査してもらうことが必須です。

② カバー工法の見積もりに「軽量な屋根材」が使われているか

 カバー工法をする場合、新しく乗せる屋根材は必ず「ガルバリウム鋼板」や「エスジーエル(SGL)鋼板」などの超軽量な金属屋根、あるいは「アスファルトシングル」でなければなりません。

 もし見積書に重いスレートや瓦などの記載があれば、建物の耐震性を無視した危険な設計です。

 必ず製品名を確認してください。

③ 相見積もり(あいみつもり)を取る

 屋根のリフォームは高額な買い物です。

 必ず2〜3社の信頼できる業者から見積もりを取りましょう。

 A社が「葺き替えで200万円」と言ったのに、B社が「カバー工法なら110万円で直せますよ」と言ってくるケースは多々あります。

 その際、双方に理由を聞くことで、我が家の屋根の本当の状態が見えてきます。

6.まとめ:我が家の未来予想図に合わせて、最適な「正解」を選ぼう!

 長くなりましたが、屋根リフォームの2大工法「葺き替え」と「カバー工法」の違いをご理解いただけたでしょうか?

 今回のポイントを3行でまとめます。

  • 葺き替えは、費用は高いが下地から100%新調してお家の耐震性と寿命を最大化する究極の工法

  • カバー工法は、古い屋根を剥がさないため費用と工期を大幅に抑え、アスベスト問題も賢くクリアできる現代の主役工法

  • どちらが正解かは、「下地の傷み具合(雨漏りの有無)」「あと何年その家に住みたいか」で決まる。

 家は建てて終わりではなく、長く付き合っていくパートナーです。

 目先の安さだけでカバー工法を選んで後から後悔したり、逆に不要なのに高額な葺き替え工事をされて家計を圧迫されたりしないよう、今回の知識をぜひ役立ててくださいね。

 一歩一歩、納得のいくリフォームプランを進めていきましょう!

    

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この度は、弊社塗替え情報館の外壁塗装&雨漏り専門ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます!

弊社のホームページをご覧になっているという事は、外壁塗装や屋根塗装、雨漏りの補修を考えていらっしゃる事と思います。 お客様とお話しする中で、「長持ちする最高の塗料を、少ないお金で、短い工期で外壁塗装・屋根塗装・雨漏り補修をすぐさま終わらせたい」というお考えをお持ちの方がいらっしゃいます。

しかしながら、相場以上に安い価格の見積りを出す会社は、塗料メーカーが指定している以上に塗料を薄めて使用したり、3度塗りで強固な膜厚を作らなければいけないところを2度塗り・ 1度塗りにして工程を省いたり、理由なくとにかく早く終わらせようとする等、初めから手抜き工事ありきの考え方で見積りを作成します。 だから安くできるのです。

お客様がせっかく良い塗料を選んだとしても、まずその塗料がきちんと使われていなければ意味がありませんし、その塗料の性能を100%引き出せない塗装工事の事が分かっていない会社では、良い塗料を選んだ意味がありません。

そのため、良い外壁塗装会社えらびの条件は、お客様にとって納得できる適正価格で、高品質の塗装を長年築き上げた経験・知識をもって提供し、 さらにサービスや対応も良い礼儀正しい会社だと私は考えています。

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