【塗料】第7回 外壁塗装における塗料の種類(無機有機複合)とは?<2023年1月27日更新> |静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
~2023年1月27日更新~
第7回【無機有機複合塗料とは?】
「塗替え情報館」のブログを御覧の皆様、こんにちは。
「塗替え情報館」清水区店 店長の富井美明です。
今回は「誰でもわかる塗料の種類」講座の第7回目です。
「無機有機複合(ハイブリッド)塗料」について解説します。
塗替え情報館ブログでは、塗装についての、さまざまな情報を発信しています。
富井のブログではその中でも「塗料」についての情報を発信していきます。
皆様の塗装工事に有益な情報となるように、情報発信していきますので、楽しみにご覧いただけましたら嬉しいです。
また、塗料についてのご質問、取り上げてほしい内容などありましたらお気軽に連絡ください。
こちらのブログは定期的に更新していきますので、
興味がある方は「お気に入り」に登録をお願い致します。
本日のブロブの内容はこちらです。
1.無機有機複合塗料の特徴
2.耐久年数
3.メリット
4.デメリット
5.価格
6.まとめ
1.無機有機複合塗料の特徴
前回は「フッ素塗料」について、現状最高級の塗料と解説させていただきました。
今回ご紹介する「無機有機複合塗料」は、その「フッ素塗料」よりも更に高耐久の塗料です。
なんだか、矛盾しているように聞こえますよね。
詳しく解説していきますので、最後までお付き合いお願いします。
まず、「無機有機複合塗料」は「フッ素塗料」の一種となります。
「フッ素塗料」に劣化を抑制する物質を混ぜて作られたのが「無機有機複合塗料」となります。
「なんだか、どこかで聞いたことがある話だな・・・」
この「塗料講座」の読者には、そう思われる方もいるかと思います。
以前第5回の講座で「ハイブリッド塗料」について解説させていただきました。
有機塗料に無機物質を添加することで、劣化物質(活性酸素)の発生を制御して、塗料の耐久性をアップさせた塗料のことですね。
詳しく知りたい方は、下記のリンクより「第5回講座」をお読みください。
「第5回ハイブリッド塗料とは?」のページは画像をクリック
無機有機複合塗料も原理は同じです。
有機塗料であるフッ素塗料に、無機化合物(ケイ素など)を混ぜることにより、劣化成分である活性酸素の発生を抑制して、塗料の耐久性をアップさせています。
従いまして、フッ素塗料より、更に耐久性が高い塗料となっています。
大きな特徴としては、
・防汚効果(汚れを防ぐ効果)が高い
・超高耐候性(耐候性20~25年)
・紫外線、太陽光に強い
と言った特徴です。
フッ素塗料より高耐久な塗料です。
主な特徴は「フッ素塗料」と同様ですが、フッ素塗料より長期にわたり汚れがつきにくかったり、光沢が長続きします。
2.無機有機複合塗料の耐久性
無機有機複合塗料の耐久性はおおよそ
20年~25年
となっています。
フッ素塗料よりも耐久性があります。
3.無機有機複合塗料のメリット
・フッ素より紫外線や太陽光に強く高耐久。
・フッ素よりも親水性が高く、防汚、防カビ効果により優れている。
・フッ素よりも耐水性に優れている。
・燃えにくい
といったようなメリットがあります。
無機物質は鉱物などが原料のため、有機塗料よりも燃えにくい特徴があります。
4.無機有機塗料のデメリット
・フッ素に比べても、より価格が高い。
・「つや消し」は無い。(5分艶、3分艶など艶を落とした塗料はあります。)
・塗装には熟練の技術が必要。
などのデメリットもあります。
また、同じ無機有機複合塗料でも、無機物の配合量など、メーカーによって違いがあります。
どのようなメーカーの商品なのか?を確認することも大切です。
5.無機有機塗料の価格
フッ素よりも高価格の商品ではありますが、実際の金額差はどのくらいなのでしょうか?
目安として、シリコン塗料と比べて1件分の外壁塗装価格は+25万円前後となります。
フッ素塗料との差額は+5万円程度が目安です。
※外壁塗装面積150m2程度の場合の目安
6.まとめ
上記のように無機有機複合塗料はフッ素塗料にも勝る塗料です。
価格と性能の費用対効果を考慮して選ぶと良いでしょう。
皆様の塗料選びの参考にしてください。
次回は遮熱断熱塗料「ガイナ」についてお話します。
楽しみにお待ち下さい。
お知らせ
塗替え情報館では、建物劣化診断、現地調査、お見積りまで無料で行っております。
お見積りも、塗料5種類でご提案しています。
お気軽にお問い合わせください。
<清水町本店> 駿東郡清水町堂庭209-5 2階 (清水町役場東隣)
🆓☎:0120-946-090
<富士店> 富士市荒田島町1-5
🆓☎:0120-67-3355