サイディング外壁の種類と特徴について【2025年6月3日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
【2025年6月3日更新】
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本日は、サイディング外壁の種類と特徴についてまとめてみました。
近年、日本の戸建て住宅の外壁において圧倒的なシェアを誇るのが「サイディング」です。
サイディングは、工場生産された板状の外壁材を現場で張り合わせて施工するため、品質が均一で工期も比較的短く、コストパフォーマンスに優れているという特徴があります。
また、デザインやカラーバリエーションが豊富で、多様な建築スタイルに対応できる点も魅力です。
しかし、「サイディング」と一言で言っても、その種類は多岐にわたります。
それぞれの素材が持つ特性やメリット・デメリットを理解することで、住まいの美観、機能性、そして将来的なメンテナンス計画に最適な選択をすることができます。
主要なサイディング外壁の種類とその特徴について、詳しく述べていこうと思います。
1.窯業系サイディング
日本のサイディング市場で最も普及しているのが、この窯業系サイディングです。
セメントと繊維質を主原料とし、高温で高圧プレス成型されたものです。
特徴
デザインの多様性
木目調、石目調、タイル調、レンガ調など、非常に豊富なデザインとカラーバリエーションが揃っています。
リアルな質感や凹凸を再現できるため、デザイン性が高い点が最大の魅力です。
防火性
不燃材料であるセメントを主原料としているため、防火性に優れています。
延焼を抑制する効果が高く、火災時の安全性が高いとされています。
耐久性
近年の製品は、塗膜の耐久性や耐候性が向上しており、色褪せやチョーキング(白亜化)が起こりにくくなっています。
フッ素塗料や光触媒塗料など、高機能な表面処理が施された製品も増えています。
遮音性
ある程度の厚みがあるため、遮音効果も期待できます。
外部の騒音を軽減し、室内の音漏れを防ぐのに役立ちます。
コストパフォーマンス
比較的安価で手に入りやすく、施工費用も抑えられる傾向があるため、初期投資を抑えたい場合に有利です。
デメリット・注意点
吸水性
セメントを主原料としているため、素材自体に吸水性があります。
このため、表面の塗膜が劣化すると雨水を吸い込みやすくなり、凍害やコケ・カビの発生、塗膜の剥がれなどの原因となることがあります。
メンテナンス
約10年~15年を目安に、塗装による再塗膜やシーリング(目地材)の打ち替えなどのメンテナンスが必要です。
これらのメンテナンスを怠ると、劣化が進行し、雨漏りや構造材の腐食につながる可能性があります。
重量
他のサイディング材と比較して重量があるため、建物の構造への負担を考慮する必要があります。
用途
一般住宅からアパート、マンションまで、幅広い建築物に使用されています。
デザインの自由度が高いため、和風、洋風、モダンなど、様々な建築スタイルに対応可能です。
2.金属サイディング
ガルバリウム鋼板、アルミニウム、ステンレスなどの金属板を成形し、裏面に断熱材(硬質ウレタンフォームやロックウールなど)を充填したサイディングです。
特徴
軽量性
サイディングの中で最も軽量なため、建物への負担が少なく、耐震性に優れています。
特に、リフォームで既存の外壁の上に重ね張り(カバー工法)をする場合に、建物の構造に負担をかけにくいという大きなメリットがあります。
断熱性・遮音性
裏面の断熱材により、高い断熱性能を発揮します。
これにより、冷暖房効率が向上し、省エネルギー効果が期待できます。
また、遮音性も向上します。
耐久性・耐候性
ガルバリウム鋼板は錆びにくく、長期間にわたって美観を保ちます。
色褪せしにくく、チョーキングも起こりにくいのが特徴です。
塗膜の種類によっては、非常に優れた耐候性を持っています。
防水性
金属素材であるため、吸水性がなく、雨水による劣化の心配がありません。
デザイン性
近年では、金属特有のシャープなデザインだけでなく、木目調や石目調など、多様な意匠性の高い製品も登場しており、デザインの選択肢が広がっています。
デメリット・注意点
初期費用
窯業系サイディングと比較すると、初期費用が高くなる傾向があります。
傷やへこみ
比較的薄い金属板でできているため、強い衝撃が加わるとへこんだり、傷がついたりする可能性があります。
特に、表面の塗膜が傷つくと、そこから錆が発生するリスクがあります。
遮熱性
夏場など日差しが強い時期には、金属自体が高温になることがあります。
ただし、高機能な塗料や断熱材によって、室内への熱伝導は抑えられています。
用途
モダンなデザインの住宅、店舗、倉庫など、幅広い用途で採用されています。
特に、リフォーム時のカバー工法に適しており、既存の外壁を剥がすことなく施工できるため、工期短縮とコスト削減につながります。
3.木質系サイディング
天然木を加工して作られたサイディングです。
杉、ヒノキ、レッドシダーなど、様々な樹種が使用されます。
特徴
自然な風合いと温かみ
天然木ならではの美しい木目や質感、経年変化による風合いの深まりが最大の魅力です。
自然素材ならではの温かみと高級感を演出します。
調湿性
木材が持つ自然な調湿作用により、湿度の高い季節は湿気を吸収し、乾燥する季節は放出することで、建物の内外の環境を整える効果が期待できます。
断熱性
木材は熱伝導率が低いため、断熱性に優れています。
唯一無二の表情
一枚一枚異なる木の表情が、個性豊かな外観を作り出します。
デメリット・注意点
メンテナンス
天然木であるため、紫外線や雨水の影響を受けやすく、定期的な塗装や防腐処理が不可欠です。
約5年~10年を目安に再塗装が必要となり、メンテナンス費用や手間がかかる傾向があります。
変形・劣化
湿度の変化によって反りや割れが発生する可能性があります。
また、木材腐朽菌やシロアリの被害を受けるリスクもあります。
初期費用
他のサイディング材と比較して、初期費用が高くなる傾向があります。
防火性
防火地域などでは使用が制限される場合があります。
不燃処理を施した製品もありますが、それでも防火性には限界があります。
用途
ログハウス、カントリー調の住宅、自然素材を重視した建築物など、温かみのある外観を求める場合に最適です。
4.樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂を主原料としたサイディングで、北米で広く普及しています。
日本ではまだシェアは低いですが、近年注目され始めています。
特徴
超軽量
サイディングの中で最も軽量であり、建物への負担が非常に少ないです。
メンテナンスフリーに近い耐久性
色褪せやチョーキングがほとんど発生せず、再塗装の必要がありません。
素材自体に着色されているため、傷がついても色が剥がれる心配がありません。
非常に長期間にわたって美観を保ちます。
吸水性なし
樹脂製であるため、吸水性がなく、凍害やコケ・カビの発生、錆の心配がありません。
弾力性
ある程度の弾力性があるため、衝撃を受けてもへこみにくく、復元性がある場合があります。
耐塩害性
沿岸部など塩害の心配がある地域でも安心して使用できます。
デメリット・注意点
デザインの選択肢
窯業系サイディングや金属サイディングと比較すると、デザインやカラーバリエーションが少ない傾向があります。
凹凸が少なく、比較的シンプルなデザインが多いです。
防火性
樹脂製であるため、日本の厳しい防火基準を満たしにくい場合があります。
ただし、防火認定を取得した製品も存在します。
初期費用
窯業系サイディングと比較すると、初期費用が高くなる傾向があります。
熱による変形
高温環境下で、熱によってわずかに伸縮する可能性があります。
用途
メンテナンスの手間を極力省きたい住宅、寒冷地や塩害地域での住宅、シンプルでクリーンなデザインを好む場合に適しています。
5.まとめ
上記で紹介した各サイディングの特徴を踏まえ、外壁材を選ぶ際には以下のポイントを考慮することが重要です。
デザイン性
どのような外観イメージにしたいのか。素材の質感や色、柄が住まいの印象を大きく左右します。
耐久性・メンテナンス性
何年ごとにどの程度のメンテナンスが必要か。メンテナンス費用や手間を考慮し、ご自身のライフスタイルや予算に合ったものを選びましょう。
初期費用とランニングコスト
イニシャルコストだけでなく、将来的なメンテナンス費用も含めたトータルコストで検討することが大切です。
機能性
断熱性、遮音性、防火性など、住まいに求める機能は何か。地域の気候や環境も考慮に入れると良いでしょう。
地域の規制
建築基準法や各自治体の条例により、防火地域などでは使用できる外壁材が制限される場合があります。事前に確認が必要です。
施工実績と保証
信頼できる施工業者を選び、製品や施工に関する保証内容も確認しましょう。
サイディング外壁は、その多様な種類と特徴により、住まいの個性と機能性を高める重要な要素です。
窯業系、金属系、木質系、樹脂系など、それぞれの素材が持つメリット・デメリットを理解し、ご自身の理想とする住まい、予算、そして将来的なメンテナンス計画に合致する最適なサイディングを選ぶことが、長く快適に暮らすための鍵となります。
外壁は住まいを風雨から守るだけでなく、住まう人の個性を表現する「顔」でもあります。
メンテナンスも含めて、より良いお家になるようにサポートできれば・・・と願っております!
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