スレート(カラーベスト)屋根の劣化について
2020.12.07 (Mon) 更新
皆様、こんにちは。
塗替え情報館アドバイザーの富井です。
12月に入り、コロナウイルスも第3波の到来で戦々恐々としていますが、
いかがお過ごしでしょうか?
お家時間が長いせいもあって、当社でも「塗替え」を検討されるお客様が増えています。
中でも、「屋根の傷みが酷いので塗替えを検討している。」といったお客様も
増えています。
今回は、スレート(カラーベスト)屋根の劣化についてお話します。
スレート屋根は、カラーベスト、コロニアルなどと呼ばれ、
軽くて安価な屋根材として、一般に広く普及しています。
屋根の塗替えで大多数はこのスレート(カラーベスト)屋根です。
では、なぜ塗り替えが多いのでしょうか?
理由は、スレート自体の耐用年数にあります。
一般的にスレート屋根の耐用年数は20~30年と言われています。
とはいえ、ノーメンテナンスで30年耐久というわけではないのです。
スレートの耐用年数瓦の50年に比べ、約半分です。
スレートの製造法は、セメントに繊維素材を混ぜて板状に加工したものです。
厚さは約2mm程度が一般的です。
このスレートが屋根に施工されると、夏、冬の寒暖差。雨による湿気、乾燥。
過酷な条件の中で次第に劣化していくのです。
という外的要因から、スレートを保護ずるために塗替え工事が必要となります。
メンテナンスを怠ると、雨漏りが始まり、
最終的には屋根の葺き替え(カバー工法)が必要となります。
そうなると多額のメンテナンス費を課されることとなります。
では、傷んでしまったスレートはどのように対処すればよいのでしょうか?
一例を上げると当社では下塗りに、
「ニッペファインパーフェクトベスト強化シーラー」という商品を使うことがあります。
この商品は劣化により空洞化して脆弱化したスレートを強化してくれる効果が期待できます。強化シーラーはスレートだけでなく、各種瓦にも使用できます。
以下「日本ペイント」HPより引用
浸透力にすぐれ、素材(下地)に対して「くさび効果」を発揮します。脆弱素
材(下地)の表面を補強し、強度を高め、 素材(下地)と強固に密着します。
こうした材料を使用することで、屋根を葺き替えることなく塗替えすることも可能な場合があります。
当社では、お客様のお住まいを丁寧に診断して、適切な工法、材料を使用し、
適正価格でご提案できるよう、日々勉強しています。
お困りのことがございましたら、一度「塗替え情報館」にご相談ください。
皆様のお役に立てることを楽しみにしております。