シーリングは打ち替え?それとも増し打ち?
2020.06.15 (Mon) 更新
皆さん、こんにちは。三島市・沼津市・富士市・清水町の外壁塗装専門店・塗替え情報館です。
ほぼ全国的に梅雨入りになりました。憂鬱な雨の日が続くと、体調も不安になりますね。
そんな雨に対する防水に欠かせないのはシーリング工事です。しかし、シーリング工事における質問の中で多いのは、「打ち替えと増し打ちと分かれているのはなぜ?」という質問です。
今回は、その疑問点を探っていこうと思います。
1.基本的なシーリング工事の方法
施工方法は、「打ち替え」と「増し打ち」に分かれます。
①既存のシーリング材の撤去(増し打ち時は撤去なし)
②専用プライマーの塗布
③シーリング材の打ち込み
④シーリング材の均し
の順に施工していきます。(もちろん養生やバックアップ剤の投入などが必要になります。)施工する場所によってプライマーが違ったり、打ち込みにはコーキングガンと呼ばれる道具が必要だったりします。
2.打ち替えと増し打ちの違い
シーリングの本来の目的は、水が侵入しないように防ぐ役割があります。例えば、サイディングボードのつなぎ目(目地)にシーリングが施してありますが、その目地から水が侵入して、ボード自体の劣化を防いだり、(透湿防水シートはあるものの、)構造用合板を自ら守ったりする役目がシーリングです。
では、防水を確実なものにするためのシーリングの要素とは何なのでしょうか?それは、シーリング材の厚みが最も必要になります。
サイディングボードの目地に施工してあるシーリングは、サイディングボードの動きに対して追従します。その動きに対して、厚みのないシーリング施工だと、切れたり、剥がれたりしてしまいます。つまり、肝は厚みであることがわかります。
ここまでくれば、賢い皆様ならばおわかりでしょう。打ち替えと増し打ちの違いは何なのか・・・。それは、施工時に厚みが取れる(撤去ができない、撤去が難しい、する意味がない)と増し打ち、それ以外は打ち替えになります。
3.増し打ちの例
①胴差上端のシーリング
1階と2階のサイディングボードが違うお宅に多いのが胴差です。胴差は、1階と2階のサイディングボードの目地を隠し、その目地から水が入らないようにするため、上端にはシーリングを施工するのが基本です。(デザインで胴差を設置してあるお宅は、この限りではありません。)
新築時に施工してあるシーリングを撤去しなくても、十分に厚みが取れる施工が可能なので、既存のシーリング材の上から増し打ちを行います。
②窓サッシ廻りで撤去が困難な場合
直角入隅のような形で窓サッシが設置してある場合、その周囲のシーリング材はカッターを差し込んできれいに取り除くことができます。しかし、カッターを入れてもきれいに取り除くことができない場合は、サッシ廻りは厚みを取ることが可能なので、増し打ちにして施工します。
③ALCボードの目地
ALCボードの目地は、奥細になっているため撤去が非常に難しい目地になります。(撤去ができないわけではありません。)そのため、既存目地のシーリングが痩せている場合--つまり、シーリング材に十分な厚みを持たせられる場合--は、増し打ちで施工します。ALCボードの塗替えを御希望の方の多くは、目地を増し打ちでシーリング施工をします。
いかがでしょうか?
シーリング工事において、疑問が多い方も中にはいらっしゃると思います。正しい知識を持つことで、なぜこれはこのシーリング材でこの施工方法なのかがわかってくると思います。
これらの知識もあり、かつお客様皆様に丁寧な説明をモットーとしている塗替え情報館ならば、疑問は解消するはずです。是非ともご用命をお願いいたします!
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