モルタル外壁塗装:「リシン」ってなに?
2020.04.01 (Wed) 更新
みなさんこんにちは。塗替え情報館アドバイザーの富井です。
今回は「リシン」についてお届けします。
皆さんは「リシン」という言葉を耳にしたことはありますか?
「リシン」とは、外壁塗装の一種です。
古くから日本の住宅は、木造の骨組み+外壁材はモルタルで施工されている場合が大半です。
このモルタルの仕上げに、化粧として塗られているのが「リシン」なのです。
石のようにザラザラした外壁を、目にしたことはないでしょうか?
リシンは、細かく砕いた石や、砂、ここに樹脂、セメント、着色剤などを混ぜて造ります。
これをスプレーガンで吹き付けたものが「吹付け」左官屋がコテで塗り、乾いたあとに硬いブラシなどで表面を掻き落として施工したものを「掻落し」と呼びます。
どちらも仕上がりの表面は、ザラザラした質感となります。
塗替えポイント
①モルタルの外壁は固くひび割れを起こしやすいため、施工前に念入りな建物診断を行い、ひび割れ箇所を見つけます。
②ひび割れは0.3mm以下の「ヘアクラック」と0.3mm以上の構造クラックとに分別します。
構造クラックは、グラインダーで溝を掘り、シーリングや、モルタルを用い、ひび割れを埋めたあとで施工します。
※クラック補修については、後日記述します。
③下塗り
リシン外壁の塗替えで最も大切なことが「下塗り材」の選定です。
リシンは上記の通り、砂のような材質ですので塗料をたくさん吸い込みます。
お住まいの外壁の状態に合わせた「下塗り材」の選定が、塗替えを成功へと導く第一歩となります。
逆に、下塗り材の選定を間違うと耐久性が落ちたり、膨れやハガレの原因ともなりかねます。
しっかりとした知識のある会社で施工することが重要となります。
具体的には、吸い込みを押さえる「シーラー」と、塗装面を平滑にする「フィラー」の両性質を持ち合わせた「サーフェイイサー」を使用します。
サーフェイサーの効果は後日改めて記述しますが、下塗り材の重要性はご理解いただけたでしょうか?
リシンだけでなく、サイディング、鉄筋コンクリート、金属サイディングなどの外壁も同様に、下塗り材の選定が塗装工事成功への道となります。
詳しくは、ショールームに事例、サンプルなどご用意しておりますので、ぜひいちごご来店ください。
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