ベランダ(バルコニー)の防水工法について ~FRP防水~
2020.02.17 (Mon) 更新
皆さん、こんにちは!
風が強い日が続いた静岡県です。春一番だそうですが、皆様の地域は大丈夫でしたか?
竜巻などで屋根が吹き飛ばされるなどの被害を目にしますと、心配になります。
今年度もあと少し!張り切って頑張りましょう!
本日は、ベランダ(バルコニー)の防水について書いていきます。
何気なく使用しているベランダ(バルコニー)ですが、雨漏りの原因の一つとして考えられますので、定期的なチェックが必要です。
1.ベランダ(バルコニー)の防水工法の種類
防水工法には、FRP防水、ウレタン防水、シート防水(塩ビ、ゴム)、アスファルト防水がありますが、戸建てのベランダ(バルコニー)の場合は、ほとんどがFRP防水か、ウレタン防水です。現代は特に多いのがFRP防水になります。
シート防水やアスファルト防水は、マンションやビルなどの屋上、戸建てだと鉄骨や鉄筋コンクリートのベランダ(バルコニー)に使われる場合が多い防水工法です。
そこで、今回は、FRP防水に主眼をおいて続きを書いていきます!
2.FRPとは
FRPは、繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化剤(補強材)で補強されたプラスチックという意味です。FRPは数々の優れた特性を持っており、例えば強度・耐水性・成型性が優れていることから、船舶、水槽、バスタブ、波板、自動車、屋根材等として広く使われている材料です。
つまり、繊維とプラスチックの複合材で、繊維が内包されることによってプラスチック単体では耐えることができない引っ張りなどに耐え得る材料になるわけです。繊維に使われる物質にはガラスのほか、炭素繊維が用いられることもあります。建物の防水ですと、ガラス繊維とプラスチックの組み合わせが用いられます。
3.FRP防水の優れた点
一戸建てのベランダ(バルコニー)には、このFRP防水を採用している戸建てがかなりの数に上ります。それはFRP防水工法が非常に優れていることの裏返しとも言えます。
そこで優れている点を5点あげてみます。
①貯水槽やプールなどの、大量に水をためる箇所に施工されている!
漏水が起こったら大問題につながる大量に水をためる箇所にFRP防水工法が採用されていることで、極めて漏水しにくい工法であると言えますね。
②継ぎ目の無いシームレスな防水層を形成できる!
FRP防水は、メンブレン防水と呼ばれる施工方法です。メンブレンとは「膜」という意味で、この場合は、塗膜防水という意味で用いられます。シート防水のような継ぎ目ができず、複雑な形状の施工面にも対応できるのです。
③屋上駐車場に使われるほど頑丈!
深海や宇宙に対応できるほど、FRP自体が頑丈です。人の歩行はおろか、自動車の走行にも耐えられるほどの強度があります。
④錆びない!腐食しない!
FRPは酸などの錆びる原因とは無関係。ただし、紫外線で劣化はしていきます。
⑤軽くて、使う場所を限定しない!
通常のベランダ(バルコニー)の軽歩行仕上の場合、1㎡で3㎏未満です。ガルバリウム鋼板屋根でも1㎡で約4㎏なので、軽さがわかると思います。
4.FRP防水のメンテナンス
FRP防水は、7~10年ごとにトップコートの塗替えを必要とします。地震などの不慮の天災により、表面が剥がれたり、割れたりすることもたまにありますが、しっかりとした施工であればトップコートの塗替えだけで、約25年の防水層の維持が可能になります。
下地処理をしっかりとした後に、専用のプライマーを塗布して、トップコートを塗布します。他の防水工法よりも、トップコートだけ考えると少々高くなりますが、安心を考えると妥当です。
外壁や屋根の塗装、リフォームをお考えの際には、ベランダ(バルコニー)の防水を再度確認することをお勧めいたします。
今回は、ベランダ(バルコニー)の防水工法のうち、FRP防水を紹介してみました。
ご自宅のベランダ(バルコニー)の防水は何なのかを知りたい!聞きたい!とお考えの皆様。是非、是非塗替え情報館までお問い合わせください!
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➰富士支店 0120-67-3355
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