ALCパネルの塗替えについて
2019.09.24 (Tue) 更新
皆様、こんにちは!
今回はALCパネルについてお話していきます。
まず、サイディングボードや前回もお話ししていたモルタル外壁はよく耳にすると思います。
この2種類が一戸建て住宅のシェアNo1・No2で戸建ての約8~9割にあたります。
そして3番手にくるのが時々耳にするようになったALCパネルです。
ALCとは工場生産のパネルを現場で張り、ジョイント部にシーリングを打って防水し、塗装で仕上げるタイプの外壁です。
サイディングと比較すると外壁自体に厚みがあり、シンプルで重厚な質感が特徴で外観的には頑丈な印象を受けるALCパネルです。
また耐火・強度・遮音・断熱性などの高さから、高層ビルや新幹線のホーム、ショッピングセンターなど様々な建物の外壁に用いられています。
ちなみに今月オープンした富士店の外壁もALCパネルですよ!
しかし築10年前後でシーリングの痛みが気になり始める事が多いようです。
シーリングの劣化というのは、サイディングでも同じですがALCの特徴として綱ぎ目の多さがサイディングの約1.5倍あるということです。綱ぎ目は多ければ多いほどそこからの漏水リスクが高まります。
もちろん雨水の侵入を防ぐため、板間の綱ぎ目にはシーリングという目地材を施工しますが、定期的な目地のメンテナンスを怠ると、雨漏りのリスクが上がってしまいます。
ですので、ALC外壁にとってシーリングは最重要!!とも言えるメンテナンスポイントとなります!
~富士店の外壁~
シーリングをたっぷり充填し、丁寧にならして仕上げました。
そしてもう一つALCには弱点があります…
それはパネル自体に防水性がないので、塗装によって防水機能を持たせる必要があるということです。
先程説明したシーリングの劣化や塗装が外壁や構造のダメージにつながるのはALCに限ったことではありませんが、比較的リスクの高い材料という認識を持って、ALCの優れた機能を維持させるため積極的なメンテナンスを心掛けるのが長持ちさせる秘訣です。
まずはご自身の目でしっかりとチェックし、そろそろ塗り替える時期かな?やっぱり見てもちょっと分からない…など気になりましたら、お気軽にご相談下さい!
塗替え情報館
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