ALC外壁の塗膜の溶剤膨れ(三島市・アパート)
2018.04.06 (Fri) 更新
みなさんこんにちは!
外壁塗装・雨漏り防水専門店の塗替え情報館店長の鈴木です。
本日は、ALC外壁で既存塗膜の膨れがある外壁の塗り替え事例をご紹介いたします。
早速ですが、外壁の塗膜の膨れといっても様々な原因が有ります。
たとえば、下塗り材の選定ミス、下塗り材の塗り残し、既存外壁塗膜と施工塗料の相性、外壁材(外壁の種類)と塗料の相性、下地の乾燥不足、内部からの水廻りなど原因は様々です。
今回のケースは、溶剤膨れという膨れで、昔は溶剤系塗料(強溶剤塗料)という溶剤分の強い塗料を使用することが多く有りました。
※現在、外壁塗装や屋根の塗装には、ほとんどの場合は弱溶剤(溶剤分の弱い)塗料や水性塗料が使用されています。
この溶剤塗料(強溶剤)で、直射日光に当たる面や、夏場などの塗膜の乾燥条件が良い時に上塗り塗装を行うと、塗膜内部の溶剤分が抜けきる前に、直射日光や外気に触れる塗膜表層が先に乾燥し、抜けきらなかった溶剤分が抜けようと表面の塗膜を押し出し小さな膨れとなります。
この膨れの事を溶剤膨れといいます。
今回のALC外壁は、その溶剤膨れが起きている外壁にさらに一度、水性塗料で塗り替えがされていました。
細かな膨れが多く発生していますが、場所により大きく膨れている箇所も有ります。
大きな膨れを割ってみると、内部には水や亀裂、穴などは無く、内部で塗膜がチヂれてしまっているような状態です。
現在の外壁の仕上げの色とは違う色がそのような状態になっており、新築時の上塗り層での膨れが確認できます。
幸いにも今回は、ベランダ面外側の外壁のみにフクレが発生している状態でしたので、しっかりと膨れを撤去し、今後、膨れが再発しないような工法と使用材料で施工させて頂きました。
施工後の状態はこちらです。
膨れも無くなり仕上がりも良好です!
御施主様も心配なさっていましたが、仕上がりと工事内容を見ていただきとても喜んでくださいました。
同じような膨れがあるお宅や、外壁塗装をお考えの方はお気軽に塗替え情報館にお問い合わせ下さい。
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