純和風玄関丸柱と梁の灰汁洗いとニスの剥離(沼津市・I様邸)
2017.10.02 (Mon) 更新
みなさんこんにちは!
外壁塗装・雨漏り防水専門店の塗替え情報館店長の鈴木です。
今回は、和風のお家でよく見かけるニスのかかった玄関の丸柱と梁の洗いと塗装を行いましたので工事内容を紹介いたします。
まずは作業前がこちらです。
何年もの汚れが木に染み付き全体に黒くなり、日焼けで木の表面が赤くなっています。
今回は柱のみニスがかかっていましたので、まずは剥離剤を使用しニスを剥離します。
剥離剤は、乾燥が早く乾燥してしまうと再度固くなってしまいます。
また、剥離剤の効果をより引き出すために、塗布後すぐにビニール養生をし少しずつ養生を剥がしながら剥離していきます。
地道な作業ですが、しっかりとニスの剥離が出来ていないと塗膜が残り水分が浸透しない為、次の工程の洗いが上手くいきません。
また、丸柱に傷がついてしまうと跡が残ってしまうため丁寧に作業を進めます。
剥離が終わると次は洗い作業です。
洗い(抜き)は使用する薬品により落ちる汚れが違うため、数種類の薬品を数回に分けて、雨染み・汚れ染み・カビ・日焼け・アク・サビ汁などを抜いていきます。
薬品を塗布し、水拭き。この作業を薬品ごとに繰り返します。
しっかりと乾燥させ、薬品で荒れた木の表面をペーパーで均します。
剥離?洗いまでは以上です。
天井との色の差がはっきりと分かり、とてきれいに染みや汚れ、日焼けが抜けてくれました。
今回はここまで、次回はこの柱と梁の塗装を紹介いたします。