ALC外壁の塗り替えを防水型複層塗材E仕様、吹放し仕上げで施工し防水性の高い外壁に!(三島市・H様邸)
2017.07.29 (Sat) 更新
皆さんこんにちは!
外壁塗装・雨漏り・防水専門店の塗替え情報館店長鈴木です。
只今工事中の三島市H様邸は、外壁がALCという外壁材で、今回のALC外壁塗り替え工事では、防水型複層塗材E仕様・吹放し仕上げという仕様で施工しています。
少し名前が長くて難しい感じが致しますが、簡単に説明すると、
? 防水型:防水性と弾性を有した塗膜になります。? 複層塗材:下塗り1回・主材塗り2回(基礎塗り・模様塗り)・上塗り2回、と複数の層(5層)からなる塗膜です。? 吹放し仕上げ:主材塗りの模様塗りのパターンの名前です。この?を見て頂けると解るように基本仕様だけでも5回塗りの仕様になります。
一般塗料を使用した通常の塗り替え工事の塗膜の膜厚が数十ミクロンなのに対して、この仕様は?の主材塗り2回で塗膜に防水性を持たせるために平均3?5?の膜厚を付けることで防水性を持たせます。
実際の施工は下の写真のようになります。
先ず今回のケースでは、前回外壁の塗り替えをした業者の知識不足により、ALCには不向きな塗料を使用していましたので、現在の塗膜を削る下地処理から行います。
その後、高圧洗浄をし乾燥させシーリングの打替え又は打増しをし、下地調整材のミラクファンドKC1000というセメントカチオンフィラーを全体に塗布します。
シーリング施工後
カチオンフィラー塗布中
カチオンが乾くと下塗りのシーラーの塗装です。(ここからが防水型複層塗膜になります。)
その後、主材塗り1回目の基礎塗りをします。使用塗材はSK化研レナフレンド主材です。
この作業はガンを使用し、吹き付けで均一に厚みを付けながら塗布します。
そして主材塗り2回目の模様塗りです。
ここで仕上げのパターンを付けますので、ムラなく均一にこちらも吹き付けで施工していきます。
この模様が、吹放し仕様(玉吹きやタイル吹きとも言う)というパターンになります。
そしてこのパターンを乾燥させ、上塗りをさらに2回塗り、防水型複層塗材E仕様・吹放し仕上げの完成です。
この防水型の仕様は弾性タイプの塗膜ですので、ひび割れや家が動いた際の目地の亀裂などにも追従し、塗膜にヒビが入るのを防ぎ、外部からの水の侵入を防ぎます。
ALC外壁材は多孔質(細かな空洞が有る様な)な外壁材になりますので、断熱性などは高く、基材の重さもコンクリートなどに比べて軽い物になりますが、防水性は無く、水も吸い込みやすい外壁材で中には強度を持たせるために鉄筋やラス網(鉄網)が入っていますので、水が侵入すると中の鉄が錆びて外壁のひび割れや酷くなると爆裂や欠損などに繋がります。
そのため、ALC外壁を守るために塗装で防水性を持たせる必要があります。
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