塗膜の剥がれ(ハガレ)の原因と対策について【2025年12月13日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
【2025年12月13日更新】
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本日は「塗膜の剥がれ」について書いていきます!
塗膜の剥がれ(はく離)は、建物の美観を損なうだけでなく、水の浸入や建材の劣化を招く深刻な問題です。
その原因は多岐にわたりますが、大きく分けて「施工不良」「下地の問題」「塗膜の劣化」の3つに分類できます。
1.塗膜剥がれの主な原因とメカニズム
①施工不良による原因
塗膜の剥がれで最も多い原因の一つが、塗装工事中の不適切な作業や工程の省略です。
(1) 下地処理の不徹底
塗膜の剥がれは、塗料と下地材(外壁材など)の間に十分な密着力(付着力)が確保されていない場合に起こります。
密着力を低下させる主な要因は以下の通りです。
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旧塗膜の除去不足: 浮いている、またはチョーキング(粉状になっている)旧塗膜を完全に除去せずに塗装すると、新しい塗膜が古い塗膜に乗っているだけで、下地までしっかりと付着しません。
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汚れ、油分の残存: ホコリ、コケ、藻、排気ガスの油分などが残っていると、塗料が下地に直接触れるのを妨げ、密着不良を引き起こします。
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ケレン不足: 金属部材(鉄骨、手すりなど)のサビや脆弱な部分を、ケレン(研磨・清掃)せずに塗装すると、サビの進行とともに塗膜が押し上げられて剥がれます。
(2) 塗料の選定・希釈の誤り
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下塗り材(プライマー/シーラー)の省略: 下塗り材は、下地への吸い込みを止め、上塗り塗料の密着性を高める「接着剤」のような役割を果たします。これを省略したり、規定量より薄く塗りすぎたりすると、上塗り塗料が下地に十分密着せず剥がれやすくなります。
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不適切な希釈: 塗料を規定以上にシンナーや水で薄めすぎると、塗料の成分バランスが崩れ、本来持つべき付着力や強度が著しく低下し、早期剥離の原因となります。
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塗り重ね乾燥時間の不足: 塗料が完全に乾燥する前に次の塗料を塗り重ねると、下層の塗膜に溶剤が閉じ込められたり、塗膜内部の成分が十分に硬化せず、層間で剥がれやすくなります。
②下地の問題による原因
外壁材自体や内部からの要因で塗膜が剥がされるケースです。
(1) 下地内部の水分・湿気(フクレ)
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内部からの湿気: 外壁材(特に窯業系サイディングやモルタル)の内部に雨水や結露水が浸入し、日光で温められると、水分が水蒸気となって外側に向かって逃げようとします。
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塗膜の膨れ・剥がれ: 塗膜(特に通気性の低い弾性塗料など)がこの水蒸気の圧力に耐えきれず、風船のように膨らみ(フクレ)、最終的に破れて剥がれます。これは、特に下地が十分に乾燥していない状態で塗装した場合や、外壁の裏側から水が入っている場合に起こりやすい現象です。
(2) 下地の脆弱化
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下地の経年劣化: 外壁材(モルタルなど)が経年劣化により、ボロボロと崩れやすい状態(脆弱化)になると、塗膜が下地を掴みきれなくなり、下地ごと剥がれてしまいます。
③塗膜の劣化による原因
塗膜自体の寿命や外部環境の影響で発生する剥がれです。
(1) 塗膜の寿命(耐用年数)
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塗料にはそれぞれ耐用年数が設定されています。この寿命を超えて使用すると、塗膜を構成する樹脂や添加剤が紫外線などで分解され、塗膜の柔軟性や密着性が失われます。限界を超えると、塗膜の結合力が弱くなり、自然に剥がれ落ちるようになります。
(2) 凍害・熱衝撃
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凍害: 寒冷地では、塗膜のわずかな隙間から水が浸入し、それが凍結(氷になると体積が増加)することで塗膜を内部から押し上げ、剥がすことがあります。
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熱衝撃: 昼夜や季節の極端な温度変化(熱膨張・収縮)が塗膜に繰り返しかかることで、塗膜と下地の接着面に大きな負荷がかかり、疲労により剥離に至ります。
2.塗膜剥がれを防ぐための対策
塗膜剥がれを防ぐための対策は、主に正しい施工手順の徹底に集約されます。
①徹底した下地処理
塗膜の品質は下地処理で決まると言われるほど重要です。
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高圧洗浄の徹底: 藻、コケ、ホコリなどの汚れ、特にチョーキングした粉を完全に洗い流します。
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旧塗膜の除去(ケレン): 脆弱な旧塗膜、浮いている部分、サビなどは、スクレーパーやワイヤーブラシなどで完全に除去し、健全な下地(または旧塗膜)を露出させます。
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乾燥の徹底: 洗浄後、または雨天後などは、外壁材内部の水分含有率が十分低くなるまで乾燥期間を設けます(目安として2〜3日以上)。特に窯業系サイディングは十分な乾燥が不可欠です。
②適切な塗料選定と正しい工法
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下地材に合わせた下塗り選定: 下地材の種類(モルタル、サイディング、ALCなど)や吸い込み具合に合わせて、適切なシーラー(吸い込み止め)やプライマー(密着強化)を選びます。微弾性フィラーの使用など、下地のひび割れや凹凸を補正する適切な工法を選びます。
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規定の塗布量と乾燥時間厳守: 塗料メーカーが定めた希釈率を厳守し、規定の塗布量(膜厚)とインターバル(乾燥時間)を必ず守ります。特に乾燥時間の省略は、塗膜の密着性や耐久性を低下させる直接的な原因となります。
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通気性を考慮した塗料選定: 下地の水分リスクが高い場合や窯業系サイディングの場合は、透湿性の高い塗料を選び、内部の湿気がスムーズに外へ逃げるようにします。
③剥がれた場合の適切な補修
すでに剥がれが発生している場合は、単に上から塗り重ねるだけでは再発します。
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剥がれた塗膜の撤去: 剥がれている部分やその周辺の脆弱な塗膜を、剥離剤やケレンで全て取り除きます。
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下地の調整: 剥がした後の下地を清掃し、必要に応じてパテやフィラーで平滑に調整します。
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部分的な下塗り: 適切な下塗り材を塗布し、密着性を回復させます。
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上塗り: 周囲の色や艶に合わせて上塗りを行います。
塗膜の剥がれを防ぐには、高い技術と知識を持った信頼できる、塗替え情報館のような塗装業者に依頼し、下地処理や乾燥工程を確実に実施してもらうことが最も重要です。
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