調色とは何?徹底解説します!【2025年12月6日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
【2025年12月6日更新】
皆さん、おはようございます。
Instagram始めました!
👇アカウントはこちら👇
https://www.instagram.com/nurikaejouhoukan

ぜひ、アクセスしてみてください!
本日は塗料の「調色」について書いていきます!
1.塗料の調色(色合わせ)とは
塗料の調色(ちょうしょく、または色合わせ)とは、特定の見本の色や既存の色に合わせて、異なる色の塗料(原色)を混ぜ合わせ、目的の色を作り出す作業全般を指します。
この作業は、単に「色を作る」だけでなく、以下のようないくつかの重要な目的のために行われます。
-
既存部分との補修: 自動車の修理や建物の部分的な塗り替え(タッチアップ)の際、周囲の既存の色に完全に一致させるため。
-
特別な色(特注色)の再現: メーカーの標準色にはない、顧客が求めるオリジナルの色や、デザイン図面で指定された色の再現。
-
経年変化(退色)した色の再現: 外壁や自動車のボディカラーは、紫外線や雨風によって時間とともに退色(フェード)します。新車の色見本や元の色ではなく、現在の色に合わせて調色することで、補修部分だけが目立つことを防ぎます。
①調色の基本原理:色の三属性と原色
調色は、色の三属性(色相、明度、彩度)を理解し、操作することに基づいています。
-
色相(Hue): いわゆる「色合い」のこと(赤、青、緑など)。
-
明度(Value/Lightness): 色の明るさの度合い(白に近いほど高く、黒に近いほど低い)。
-
彩度(Chroma/Saturation): 色の鮮やかさの度合い(鮮やかで濁りのないほど高い)。
調色では、これらの三属性を調整するために、主に以下の原色(げんしょく)の塗料を使用します。
-
色相調整用の原色: 赤、青、黄などの高彩度の色。
-
明度調整用の原色: 白(明度を上げる)と黒(明度を下げる)。
-
彩度調整用の原色: グレー(彩度を下げる)や、濁りの元となる色(補色)など。
2.調色の具体的な手順と技術
調色は、経験と知識が非常に重要となる熟練の技です。
一般的に以下の手順と方法で行われます。
①測色と色の分析
まず、合わせるべき色(見本色)を正確に把握します。
-
目視(マンセルシステム): 調色師が、色の三属性を考慮しながら目視で判断する方法。熟練の勘と経験が求められます。
-
測色計の使用: 分光測色計などの専門機器で見本色の波長を測定し、L*a*b*(エルスター・エースター・ビースター)などの色空間座標で数値化します。これにより、目視では困難な微妙な差も正確に捉え、データに基づいた調色レシピの作成が可能になります。
②ベースとなる色の選定と計量
測色データや経験に基づき、最も見本色に近いベースカラー(基材)を選びます。
-
計量(調合): 塗料の原色を混ぜ合わせる際、電子天秤などを使用してグラム単位で正確に計量します。この配合比(レシピ)が、次回の調色の再現性や品質の鍵となります。
③着色剤(トナー)の添加と微調整
ベースカラーに、色相、明度、彩度を目的の色に近づけるための着色剤(トナー)を少量ずつ添加します。
-
「色味(いろみ)」の調整: 赤み、青み、黄みなど、色相の調整を行います。
-
「濃さ(こさ)/明度」の調整: 白や黒を加えて明るさを調整します。
-
「鮮やかさ(彩度)」の調整: グレーや補色(反対色)を加えて鮮やかさ(濁り)を調整します。
ポイント: 塗料は混ぜると、特に暗い色や鮮やかな色ほど色が濃く出やすいため、常に微量ずつ添加し、目標の色をわずかに手前で止めることが重要です。
④試し塗り(スウォッチテスト)と乾燥確認
調色した塗料を、実際に塗装するのと同じ下地材や同じ塗装方法(スプレー、刷毛など)で試し塗りを行います。
-
乾燥色の確認: 多くの塗料は、液体の状態と乾燥した後で色が変化します(特に水性塗料は乾燥後に濃くなることが多い)。必ず完全に乾燥させてから、見本色と最終確認を行います。
-
メタメリズム(同色異現象)の確認: 太陽光、蛍光灯、LEDなど、異なる光源の下で見本色と調色した色が同じに見えるかを確認します。特定の光の下で色が一致しても、別の光の下でズレて見える現象をメタメリズムといい、調色の非常に重要なチェックポイントとなります。
3.調色を成功させるための重要ポイント
調色は単なる化学的な作業ではなく、環境要因や視覚的な要因に大きく左右されるため、以下の点に細心の注意を払う必要があります。
①光源(照明)の統一
調色作業中、そして最終確認を行う際は、必ず太陽光に近い一定の光源(例:昼光色の蛍光灯や専用の調色用ライト)の下で行う必要があります。
光源が変わると人の目の色の見え方が変わり、正確な色合わせができなくなります。
②目の錯覚と色の視覚効果
-
面積効果: 狭い面積で見た色と、実際に壁や車体全体に塗った色では、後者の方がより明るく、鮮やかに見える傾向があります。試し塗り(スウォッチ)は、できるだけ大きな面積で行うか、その効果を予測して調色する必要があります。
-
周囲の色: 隣接する既存の色や、試し塗りの周囲の色が、調色した色の見え方に影響を与えます。
③塗料の種類と艶(ツヤ)の考慮
-
艶(光沢): 塗料の艶(グロス)の度合い(全艶、3分艶、艶消しなど)は、色の見え方に大きく影響します。艶が高いほど色は濃く、鮮やかに見え、艶が低い(艶消し)ほど色は明るく、白っぽく見えます。調色する際は、最終的な塗料の艶を完全に一致させる必要があります。
-
メタリック・パール: 自動車塗料などで使用されるメタリックやパール顔料は、見る角度によって色が変化する視覚効果(フリップフロップ)を持ちます。これらの調色は、単純な色相の調整だけでなく、粒子(アルミフレークやマイカ)の配合量や粒子の大きさを調整する必要があり、非常に高度な技術が求められます。
④適切な温度・湿度管理
塗料の粘度や乾燥速度は、作業場の温度や湿度に影響を受けます。
特に、色の安定性や塗料の混ぜやすさの観点から、メーカーが推奨する作業環境を維持することが、正確な調色と高品質な塗装のために不可欠です。
4.調色の品質と再現性の重要性
一度調色して得られた「色のレシピ(配合比率)」は、その後の塗装作業や将来的な補修のために極めて重要なデータとなります。
-
レシピの記録: 使用した原色、添加量(グラム数)、ベースとなった塗料の種類、艶の度合い、そして最終的な色見本(スウォッチ)を必ず記録に残します。
-
再現性: 建築や自動車の分野では、異なる時期や異なる作業者が同じ補修を行った際に、同じ色を再現できることが品質管理上の絶対条件となります。正確な計量とレシピの記録が、この高い再現性を可能にします。
調色は、単なる色彩感覚だけでなく、化学的な知識、測定機器の理解、そして長年の経験に基づく判断力が融合した、塗装作業の中核をなす専門技術と言えます。
静岡県沼津市・三島市・富士市、静岡市を中心として、静岡県にお住いの皆様におかれましては、塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っておりますので、是非ともご利用ください。
下記(↓)ショールームにお越しください!
皆様にお会いできることを楽しみにしております!

Instagram始めました!
👇アカウントはこちら👇
https://www.instagram.com/nurikaejouhoukan

三島市を中心に静岡県東部の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館|外壁塗装・屋根塗装のことならお任せ (nurikae-no1.jp)
<清水町本店> 駿東郡清水町堂庭209-5 2階 (清水町役場東隣)
🆓☎:0120-946-090

<富士店> 富士市荒田島町1-5
🆓☎:0120-67-3355


#塗替え情報館#大栄塗装工業#塗装工事#外壁塗装#屋根塗装#付帯物塗装#ショールーム#静岡県#静岡県東部#三島市#沼津市#富士市#静岡市#清水町#裾野市#御殿場市#伊豆の国市#伊豆市#伊東市#熱海市#下田市#富士宮市#長泉町#函南町#小山町#東伊豆町#西伊豆町#南伊豆町#松崎町#河津町#調色#トナー#フラットベース#色見本














