錆止めの重要性とは?~DIY編です!~【2025年8月9日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
【2025年8月9日更新】
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本日は「錆止めペイント(塗料)」について書いていきます。
錆は金属の宿命であり、その進行を食い止めることは、構造物の寿命を延ばし、安全性を確保するために不可欠です。
そこで重要な役割を果たすのが「錆止めペイント」です。
本日は、錆止めペイントの基礎知識から種類、選び方、そしてDIYでもできる塗装方法まで詳しく解説します。
1.錆のメカニズムと錆止めペイントの役割
金属が錆びる現象は、専門的には「腐食」と呼ばれます。
特に鉄の場合、空気中の酸素と水分が結びつくことで、電気化学的な反応が起こり、表面に酸化鉄(いわゆる錆)が形成されます。
一度錆が発生すると、その部分は多孔質になり、さらに水分や酸素を内部に取り込みやすくなるため、腐食が加速度的に進行します。
錆止めペイントは、この腐食の連鎖を断ち切るために、主に以下の二つの役割を果たします。
①バリアー効果(遮断効果)
塗膜が金属表面を覆い、空気(酸素)や水分が金属に直接触れるのを防ぎます。
これは、物理的な壁を作り出す最も基本的な防錆方法です。
②防錆顔料の効果
塗料に含まれる特殊な顔料(防錆顔料)が、錆の進行を化学的に抑制します。
例えば、亜鉛、クロム、鉛といった成分が、金属表面に不働態皮膜を形成したり、腐食反応を遅らせたりする働きをします。
2. 錆止めペイントの種類
錆止めペイントは、その成分や用途によって様々な種類に分類されます。
それぞれの特徴を理解することで、最適な塗料を選ぶことができます。
①溶剤系と水性系
溶剤系(油性系)
シンナーなどの有機溶剤を主成分とするタイプです。
乾燥が早く、塗膜が硬く、耐久性に優れているのが特徴です。
しかし、特有の強い臭気があり、火気厳禁であるため、換気の良い場所での使用が必須となります。
プロの現場では主流のタイプです。
水性系
水を溶剤として使用するタイプです。
臭気が少なく、環境や人体への影響が少ないのが大きなメリットです。
DIY用途としても使いやすく、最近では性能も向上しており、溶剤系に匹敵する耐久性を持つ製品も増えています。
②下塗り用と上塗り用
下塗り用(プライマー)
金属表面に直接塗る、最初の塗料です。
主に防錆顔料を多く含み、金属との密着性を高める役割を担います。
錆止めペイントと呼ばれるものの多くは、この下塗り用の塗料を指します。
上塗り用(トップコート)
下塗り塗料の上から塗る、最終的な塗料です。
紫外線や風雨から下塗り塗膜を保護し、建物の美観を保つ役割があります。
耐久性や色、光沢のバリエーションが豊富です。
③主要な防錆顔料の種類
錆止めペイントの性能は、含まれる防錆顔料によって大きく左右されます。
ジンクリッチペイント
亜鉛(ジンク)粉末を多く含んだ塗料で、電気化学的な作用で鉄を保護します。
鉄よりもイオン化傾向の高い亜鉛が先に腐食することで、鉄を守る「犠牲防食」という原理を利用しています。
防錆効果が非常に高く、屋外の鉄骨構造物など、過酷な環境下での使用に適しています。
変性エポキシ樹脂系
エポキシ樹脂に防錆顔料を配合した塗料です。
密着性、耐水性、耐薬品性に優れており、コンクリートやセメントにも適用できます。
橋梁や船舶など、長期的な防錆が必要な構造物によく使われます。
鉛系・クロム系
過去には広く使われていましたが、毒性があるため現在は使用が制限されているか、代替品に置き換わっています。
特にDIY用途で目にすることはほとんどありません。
非鉛系・非クロム系
環境や人体に配慮して開発された、新しいタイプの防錆顔料です。
リン酸亜鉛、ケイ酸亜鉛などが代表的で、高性能かつ安全な製品が増えています。
3.錆止めペイントの選び方
数ある錆止めペイントの中から、自分の用途に合ったものを選ぶためには、以下のポイントを考慮することが重要です。
①塗装する場所
屋内か屋外か、常に水に触れる場所か、強い紫外線に晒される場所かなど、環境によって必要な耐久性は異なります。
屋外や過酷な環境には、ジンクリッチや変性エポキシ樹脂系が適しています。
②素材
鉄、トタン、亜鉛メッキ、アルミニウムなど、塗装する素材によって適切なプライマーは異なります。
汎用性の高いものもありますが、素材専用の塗料を選ぶことで、より高い密着性と防錆効果が期待できます。
③錆の程度
錆びがほとんどない新しい金属には、軽微な錆止め効果で十分ですが、既に広範囲に錆が発生している場合は、錆を固める効果を持つ「錆転換剤」や、厚膜タイプの錆止めペイントが必要です。
④塗装のしやすさ
DIYで行う場合は、臭いが少なく、扱いやすい水性タイプがおすすめです。
また、刷毛、ローラー、スプレーなど、塗り方も考慮して選ぶと良いでしょう。
⑤予算と耐久性のバランス
高性能な錆止めペイントは高価ですが、その分長期にわたって防錆効果が持続します。
長期的なメンテナンスコストを考慮して、予算と耐久性のバランスを検討しましょう。
ただし、錆が完全に再発生しないというわけではありませんので覚えておきましょう!
4.錆止めペイントの正しい塗装方法(DIY編)
錆止めペイントの効果を最大限に引き出すには、適切な下地処理と塗装方法が不可欠です。
①準備するもの
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保護具: ゴーグル、マスク、手袋、作業着
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道具: ワイヤーブラシ、サンドペーパー(#100~#320程度)、スクレーパー、刷毛、ローラー、マスキングテープ
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塗料: 錆止めペイント(下塗り)、上塗り用塗料、希釈剤(溶剤系の場合)
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その他: ウエス、新聞紙、養生シート
②塗装手順
下地処理
これが最も重要な工程です。この処理が不十分だと、いくら良い塗料を使っても剥がれや錆の再発につながります。
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既存の塗膜や錆の除去: スクレーパーやワイヤーブラシで、浮いている古い塗膜や広範囲に発生した錆を徹底的に除去します。
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研磨: サンドペーパーで表面を研磨し、錆の残りや表面の凹凸を滑らかにします。この時、既存の塗膜の端をきれいに「ぼかす」ように研磨すると、段差ができにくくなります。
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脱脂・清掃: 研磨カスや油分をウエスで拭き取ります。シンナーや専用のクリーナーを使うと、より確実に油分を除去できます。この工程を怠ると、塗料の密着性が低下します。
養生
塗装しない部分(壁や床など)に塗料が付着しないよう、マスキングテープや新聞紙、養生シートでしっかりと覆います。
下塗り(錆止めペイント)
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塗料の攪拌: 塗料缶の底に沈殿している顔料を、棒などでよく混ぜて均一にします。
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塗装: 刷毛やローラーを使って、薄く均一に塗ります。一度に厚く塗ろうとせず、薄く塗ることでムラなく仕上がり、乾燥も早くなります。塗りにくい部分は刷毛、広い面はローラーを使うと効率的です。
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乾燥: 塗料メーカーの指定する乾燥時間を守り、完全に乾燥させます。乾燥が不十分なまま上塗りをすると、塗膜の剥がれやシワの原因になります。
上塗り
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下塗り同様に攪拌: 上塗り塗料もよく混ぜてから使用します。
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塗装: 上塗りも薄く2回塗りが基本です。1回目を塗り、完全に乾燥させてから2回目を塗ります。これにより、より厚く、耐久性の高い塗膜が形成されます。
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乾燥: 最後に、指定された乾燥時間を守り、完全に乾燥させて完了です。
5.まとめ
錆止めペイントは、単なる美観のための塗装ではなく、大切な金属構造物の寿命を延ばし、資産価値を守るための重要なメンテナンスです。
適切な下地処理と、環境や素材に合った塗料の選択、そして正しい塗装方法を実践することで、その効果は最大限に発揮されます。
DIYで挑戦する場合も、ここで解説したポイントを押さえることで、プロ並みの仕上がりを目指すことができます。
定期的な点検と、早めの錆止めペイントで、大切なものを長く、安全に使い続けられるようにしていきましょう!
錆は一度発生してしまうと、錆の根本から取るほどの除去作業をしないと、必ず発生してしまう難しい場所です。
錆止めペイントにより、その進行を遅らせることも可能ですので、早めの決断が必要になると思います。
塗替え情報館では、これらの情報をお話しすることも可能ですし、技術的にトップレベルの職人が、金属の場所を塗装することも可能です。
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