一液と二液の違いとは?【2025年7月29日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
2025.07.29 (Tue) 更新
【2025年7月29日更新】
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本日は塗料における「一液と二液の違い」について書いていきます。
塗料における一液性と二液性は、その硬化メカニズムと使用方法において根本的な違いがあります。
この違いは、塗料の性能、耐久性、取り扱い、そして最終的な仕上がりに大きく影響します。
ここでは、それぞれの特徴、利点、欠点、そして適切な使用場面について詳しく解説し、比較していきます。
1.一液性塗料(1K塗料)
一液性塗料は、その名の通り、一つの液状成分で構成されており、硬化剤を混ぜる必要がない塗料です。
主に空気中の水分(湿気)や酸素、あるいは溶剤の揮発によって硬化します。
<特徴>
硬化メカニズム
- 乾燥硬化型: 塗料に含まれる溶剤が蒸発することで塗膜が形成されます。物理的な乾燥であり、化学反応は伴いません。ラッカーや水性塗料の一部がこれに該当します。
- 湿気硬化型: 空気中の湿気と反応して硬化します。ウレタン系塗料の一部に見られます。
- 酸化重合型: 空気中の酸素と反応して硬化します。油性塗料やフタル酸樹脂塗料が代表的です。
取り扱い
開封後すぐに使用でき、硬化剤を計量・混合する手間がありません。
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可使時間(ポットライフ): 混合の必要がないため、可使時間の制約がありません。開封後も適切に保管すれば、長期間保存が可能です。
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塗膜性能: 一般的に、二液性塗料と比較して塗膜の硬度、耐薬品性、耐候性などの性能が劣る傾向があります。しかし、近年では技術の進歩により、高性能な一液性塗料も増えています。
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作業性: 刷毛塗り、ローラー塗り、スプレー塗りなど、様々な塗装方法に対応しやすいです。
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価格: 一般的に二液性塗料よりも安価な傾向にあります。
利点
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簡便性: 混合の手間がなく、初心者でも扱いやすい。
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作業効率: 混合作業にかかる時間がないため、作業効率が良い。
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塗料の無駄が少ない: 必要な量だけ使えるため、使い残しが出にくい。
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後片付けが容易: 使用後の用具の洗浄も比較的簡単です。
欠点
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性能面での限界: 高い耐久性や特殊な機能が求められる場合には、性能が不十分な場合があります。
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乾燥・硬化時間: 硬化に時間がかかる場合があります。特に湿気硬化型や酸化重合型は、環境条件によって硬化速度が変動します。
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環境依存性: 湿気硬化型は湿度、酸化重合型は温度や酸素濃度によって硬化が左右されることがあります。
2.二液性塗料(2K塗料)
二液性塗料は、主剤と硬化剤の2つの液状成分で構成されており、使用直前にこれらを規定の比率で混合することで化学反応を起こし、硬化する塗料です。
<特徴>
硬化メカニズム
主剤と硬化剤が化学反応(重合反応や架橋反応など)を起こすことで、強固な塗膜を形成します。
この化学反応によって、塗膜は非常に高い性能を発揮します。
取り扱い
使用前に主剤と硬化剤を正確な比率で混合する必要があります。
混合が不適切だと、塗膜が十分に硬化しなかったり、性能が低下したりします。
- 可使時間(ポットライフ):混合後は化学反応が始まるため、塗料が使用可能な時間(可使時間またはポットライフ)が限られています。この時間内に使い切る必要があります。時間を過ぎると粘度が上昇し、最終的には固まってしまいます。
- 塗膜性能:一液性塗料と比較して、塗膜の硬度、密着性、耐摩耗性、耐薬品性、耐候性、光沢保持性など、あらゆる面で優れた性能を発揮します。
- 作業性:混合作業が必要なため、一液性塗料より手間がかかります。また、可使時間内に作業を終える必要があります。
- 価格:一般的に一液性塗料よりも高価な傾向にあります。
利点
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高い塗膜性能: 非常に強靭で耐久性の高い塗膜を形成し、長期間にわたって美観と保護性能を維持します。
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幅広い用途: 自動車、船舶、橋梁、工場設備、特殊建築物など、高い耐久性や耐性が必要な過酷な環境下での使用に適しています。
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耐薬品性・耐摩耗性: 工場床や化学プラントなど、薬品や摩耗にさらされる場所でも高い性能を発揮します。
欠点
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混合の手間と精度: 正確な計量と均一な混合が必要であり、手間がかかります。
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可使時間の制約: 混合後の使用時間が限られているため、計画的な作業が必要です。
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塗料の無駄: 可使時間内に使い切れなかった塗料は廃棄せざるを得ず、無駄が生じやすいです。
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専門知識と経験: 適切な混合比率や塗装方法に関する知識と経験が求められる場合があります。
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高コスト: 塗料自体の価格が高く、また使い残しが出やすいこともあり、コストが高くなる傾向があります。
主な用途
自動車補修塗装、重防食塗装、屋根・外壁の超高耐久塗装、工場床、プールサイド、FRP防水、船舶、航空機など、非常に高い耐久性や特殊な機能が求められるプロフェッショナルな分野で不可欠な存在です。
3.一液と二液の比較表
4.まとめ
一液性塗料と二液性塗料は、それぞれ異なる特性と用途を持っています。
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一液性塗料は、その手軽さと作業性から、DIYや一般的な塗装作業に適しています。混合の手間がなく、余った塗料の保存も比較的容易なため、手軽に塗装を楽しみたい方や、それほど高い耐久性を求めない場合に最適です。
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二液性塗料は、混合の手間や可使時間の制約があるものの、その優れた塗膜性能によって、長期にわたる耐久性や特殊な機能が求められるプロフェッショナルな現場でその真価を発揮します。自動車や建築物、工場設備など、過酷な条件下で使用されるものには二液性塗料が不可欠です。
それぞれの塗料の特性を理解し、適切な選択をすることで、より良い塗装結果を得ることができます。
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