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塩ビシート被覆鋼鈑って知ってますか?【2025年7月16日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館

工法塗装の豆知識

2025.07.16 (Wed) 更新

【2025年7月16日更新】

 皆さん、おはようございます。

 塗替え情報館・清水町本店のアドバイザー、佐野です。

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 本日は「塩ビシート被覆鋼鈑」について書いていきます。

 塩ビシート被覆鋼板(えんびシートひふくこうはん)は、鋼板に塩化ビニル樹脂(PVC)シートを被覆(コーティング)した複合材料であり、その優れた特性から多岐にわたる分野で活用されています。

 あまり聞きなれない言葉だと思いますが、この素材の特性、メリットに加え、特に「塗装」という観点から、その際に注意すべき点について詳しく解説します。

塩ビシート被覆鋼鈑 シャッターBOX

 

1.塩ビシート被覆鋼板とは

 塩ビシート被覆鋼板は、金属である鋼板の強度と加工性に、塩化ビニル樹脂の持つ耐食性、耐候性、意匠性といった特性を付与した材料です。

 一般的に「塩ビ鋼板」とも称されます。

 鋼板の表面に塩化ビニル樹脂をコーティングすることで、鋼板本来の錆びにくさや耐久性を向上させ、さらに、カラフルな色彩や様々な模様を表現することが可能となります。

 特に建築分野においては、防水シートの機械的固定工法において、防水シートが溶着または融着できるように加工された材料として用いられます。

 製造方法は、鋼板にプラスチゾルを塗布・加熱する「プラスチゾル法」や、塩ビフィルムを接着する「フィルム積層法」などがあります。

 

2.特徴とメリット

 塩ビシート被覆鋼板は、その構造から多くの優れた特徴とメリットを有しています。

耐食性・耐候性

 塩化ビニル樹脂の被膜が鋼板を外部環境から保護するため、錆びにくく、酸性雨や紫外線などによる劣化に強いのが大きな特徴です。

 これにより、屋外での長期間の使用にも耐えられます。特に、海岸沿いなどの塩害地域での使用にも適しています。

加工性

 鋼板としての強度を保ちながらも、塩ビシートの柔軟性により、切断、曲げ、プレスなどの加工が比較的容易に行えます。

 これにより、様々な形状の製品への応用が可能です。

意匠性

 塩ビシートは着色やエンボス加工が容易であるため、多様な色、柄、質感を表現できます。

 木目調、石目調、金属調など、幅広いデザインに対応でき、製品の意匠性を高めます。

防水性・水密性

 特に屋上防水などの用途では、塩ビシート同士を熱融着や溶着液によって一体化させることで、高い水密性を確保できます。

 これにより、経年による剥離のリスクが低減され、長期的な防水性能が期待されます。

メンテナンス性

 表面が滑らかで汚れが付着しにくく、清掃が容易です。

 また、トップコートなどの保護塗装が不要な場合も多く、維持管理費用を抑えることができます。

施工性

 密着工法や機械的固定工法といった多様な施工方法があり、下地の状況や用途に応じて選択できます。

 特に機械的固定工法は、下地の影響を受けにくく、改修工事に適しています。

 工場で生産されたシートを使用するため、品質のムラが少ないのも利点です。

コストパフォーマンス

 初期費用は他の材料と比較して高くなる場合もありますが、長期間の耐用性やメンテナンスの手間が少ないことを考慮すると、ライフサイクルコストで見た場合のコストパフォーマンスに優れています。

 

3.塗装時に気を付けなければならないこと

 塩ビシート被覆鋼板は、その表面が塩化ビニル樹脂であるため、一般的な鋼板への塗装とは異なる、特別な注意が必要です。

 これは、塩ビ樹脂の特性や、塗装の密着性、耐久性に直接影響するためです。

①塗料の選定

 最も重要なのは、塩ビシートに適合する塗料を選定することです。

溶剤の選択

 塩化ビニル樹脂は、一部の強力な溶剤(例えば、ケトン類、エステル類、芳香族炭化水素の一部など)によって溶解したり、軟化したりする性質があります。

 一般的な塗料に含まれるこれらの溶剤が塩ビシートに悪影響を及ぼし、シートの変形、溶解、ひび割れ、または塗膜の密着不良を引き起こす可能性があります。

 そのため、塩ビシート用として開発された専用塗料を使用するなどの対応を行い、塩ビシートを侵さない塗料を選択する必要があります。

密着性の確保

 塩ビシートの表面は、一般的に平滑であり、塗料が密着しにくい場合があります。

 また、可塑剤(塩ビシートの柔軟性を保つために添加されている成分)が経年で表面に移行し、塗膜の密着を阻害する「ブリード現象(ブリードアウト)」という現象を引き起こす可能性があります。

 これを防ぐためには、可塑剤の影響を受けにくい塗料や、強固なプライマー(下塗り材)の選定が不可欠です。

耐候性と耐久性

 塩ビシート被覆鋼板は屋外での使用が多いため、塗装もまた、紫外線、雨水、温度変化などに耐えうる高い耐候性と耐久性を持つものを選ぶ必要があります。

 フッ素樹脂塗料やシリコン樹脂塗料など、高耐久性の塗料が推奨されることがあります。

②下地処理

 塗装の品質を左右する非常に重要な工程です。

 塩ビシート被覆鋼板への塗装では、特に以下の点に注意します。

清掃

 表面の汚れ、油分、コケ、カビ、旧塗膜の剥がれなどを徹底的に除去します。

 経年劣化した塩ビシートは表面にチョーキング(白亜化)が発生している場合があり、これもしっかりと除去する必要があります。

 稀に高圧洗浄時に塩ビシートの経年による劣化によって、シート自体が剥がれてしまう場合があります。

 その場合にも剥がれた箇所をしっかりと除去し、他の箇所と同様の対応をしなければなりません。

研磨(目荒らし)

 塗料の密着性を高めるために、サンドペーパー(#240~#400程度)などで軽く表面を研磨し、「目荒らし」を行います。

 これにより、微細な凹凸が形成され、塗料の食いつきが良くなります。

 ただし、強く研磨しすぎるとシートを傷つけ、下地の鋼板が露出する可能性があるので、慎重に行う必要があります。

③プライマー(下塗り)の重要性

 塩ビシート被覆鋼板への塗装において、プライマーは不可欠な工程です。

密着性の向上

 塩ビシート専用のプライマーを使用することで、素地と上塗り塗料との密着性を飛躍的に高めます。

 可塑剤の移行を抑制する機能を持つプライマーを選ぶことで、ブリードアウトによる塗膜の密着不良や変色を防ぎます。

 下地の状態を均一にし、上塗り塗料の吸い込みムラを防ぎます。

※参考資料 日本特殊塗料株式会社 塩ビ鋼鈑用プライマー

※参考資料 日本ペイント株式会社 塩ビゾルウレタンプライマー

 

4.まとめ

 塩ビシート被覆鋼板は、その優れた特性により多くの分野で利用されていますが、塗装を行う際には特別な配慮が必要です。

 特に、塗料の選定、徹底した下地処理、そして適切なプライマーの使用が、塗装の成功と長期的な耐久性を左右します。

 これらの点を十分に理解し、適切な方法で施工することで、塩ビシート被覆鋼板の美観と機能をさらに長持ちさせることが可能になります。

 積水ハウスやミサワホームのお宅にはこの塩ビシート被覆鋼鈑が使用されている箇所が多くあります。

 そのため、塗り替え時にはこういった知識を持たない業者に依頼をすると、結果的にブリード現象が起こってしまったり、塩ビシートが縮れてしまったりする場合があります。

 確かな知識と経験を持つ塗替え情報館に是非とも相談をしてみてください!

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代表取締役 渡邉 則幸
NORIYUKI WATANABE

初めまして。こんにちは。塗替え情報館代表の渡邉則幸と申します。

この度は、弊社塗替え情報館の外壁塗装&雨漏り専門ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます!

弊社のホームページをご覧になっているという事は、外壁塗装や屋根塗装、雨漏りの補修を考えていらっしゃる事と思います。 お客様とお話しする中で、「長持ちする最高の塗料を、少ないお金で、短い工期で外壁塗装・屋根塗装・雨漏り補修をすぐさま終わらせたい」というお考えをお持ちの方がいらっしゃいます。

しかしながら、相場以上に安い価格の見積りを出す会社は、塗料メーカーが指定している以上に塗料を薄めて使用したり、3度塗りで強固な膜厚を作らなければいけないところを2度塗り・ 1度塗りにして工程を省いたり、理由なくとにかく早く終わらせようとする等、初めから手抜き工事ありきの考え方で見積りを作成します。 だから安くできるのです。

お客様がせっかく良い塗料を選んだとしても、まずその塗料がきちんと使われていなければ意味がありませんし、その塗料の性能を100%引き出せない塗装工事の事が分かっていない会社では、良い塗料を選んだ意味がありません。

そのため、良い外壁塗装会社えらびの条件は、お客様にとって納得できる適正価格で、高品質の塗装を長年築き上げた経験・知識をもって提供し、 さらにサービスや対応も良い礼儀正しい会社だと私は考えています。

このページをぜひお読みいただき、ぜひとも成功する外壁塗装工事を実現し、家族の幸せを実現して下さい!

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