ジョリパット仕上げについて【2025年7月10日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
2025.07.10 (Thu) 更新
【2025年7月10日更新】
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本日は、モルタル外壁への「ジョリパット仕上げ」について書いていきます。
モルタル外壁は、古くから日本の住宅で親しまれてきた外壁工法の一つです。
その素朴な風合いと高い耐久性から根強い人気がありますが、近年ではその上に塗布される仕上げ材として、多彩な意匠性と機能性を持つ「ジョリパット」が注目されています。
ここでは、モルタル外壁とジョリパット仕上げの組み合わせについて、その特徴、メリット・デメリット、種類、施工、メンテナンスまでを詳しく解説します。
1.モルタル外壁とは
まず、ジョリパット仕上げの基盤となるモルタル外壁について簡単に触れておきます。
モルタルとは、セメント、砂、水を混ぜ合わせて作る材料で、これを建物の構造体(木造の場合はラス下地、RC造の場合は躯体)に塗り重ねて形成されるのがモルタル外壁です。
主な工程は以下の通りです。
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ラス下地: 木造の場合、防水シート(透湿防水シート)の上にラス板やメタルラス(金網)を固定します。
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モルタル塗り: ラス下地の上に、下塗り、中塗り、上塗りと複数回に分けてモルタルを塗り重ねていきます。これにより、強固で平滑な下地が形成されます。
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乾燥・養生: 塗ったモルタルは時間をかけてしっかりと乾燥・養生させる必要があります。
モルタル外壁は、防火性、遮音性に優れ、デザインの自由度が高いという特徴があります。
しかし、乾燥収縮によるひび割れ(クラック)が発生しやすいという課題も抱えています。
2.ジョリパットとは?その特徴
ジョリパットは、フランスのアドバンス・フロング社が開発し、日本ではアイカ工業株式会社が製造・販売する内外装用壁面装飾仕上材のブランド名です。
主成分はアクリルシリコン樹脂やアクリル樹脂で、モルタル下地の上にローラーやコテ、吹き付けなどの様々な工法で塗布することで、多様なテクスチャー(模様)と色彩を表現できるのが最大の特徴です。
ジョリパットは、単なる塗料ではなく、立体的な模様を作り出すことができる「塗り壁材」の一種として広く認識されています。
3.モルタル外壁×ジョリパット仕上げのメリット
モルタル外壁にジョリパットを組み合わせることで、多くのメリットが生まれます。
①卓越した意匠性・デザイン性
豊富なテクスチャー(模様)
ジョリパットの最大の魅力は、その表現の幅広さにあります。「ゆず肌」「さざ波」「櫛引(くしびき)」「校倉(あぜくら)」「トラバーチン」「扇(おうぎ)」「スプレー」など、100種類以上の標準的なパターンがあり、職人のコテさばきやローラーの使い方によって無限に近いデザインが可能です。
これにより、シンプルなモダン建築から和風、洋風、プロヴァンス風まで、あらゆる建築デザインにマッチさせることができます。
多彩なカラーバリエーション
標準色だけでも100色以上あり、さらに特注色にも対応可能です。
これにより、建物の個性や周囲の景観に合わせた最適な色を選ぶことができます。
複数の色を組み合わせることも可能です。
塗り壁ならではの温かみと重厚感
サイディングボードのような目地がなく、壁全体が一体となったシームレスな仕上がりになるため、塗り壁ならではの温かみや手作り感、そして重厚感のある外観を実現できます。
②高い機能性
ひび割れ追従性(クラック追従性)
モルタル外壁の最大の弱点であるひび割れ(クラック)に対して、ジョリパットは高い追従性を持つ製品が多くあります。
塗膜が柔軟性を持つことで、モルタル下地に発生した微細なひび割れに塗膜が追従し、表面にひび割れが現れにくくなります。
これは、美観を損ねるだけでなく、雨漏りの原因となるクラックを抑制する上で非常に重要な機能です。
耐久性・耐候性
ジョリパットは、アクリルシリコン樹脂などを主成分としているため、紫外線や雨風に対する耐久性・耐候性に優れています。
一般的な塗料よりも塗膜が厚く、長期間にわたって色褪せしにくく、美しい状態を保つことができます。
メーカー保証期間も長く設定されていることが多いです(製品によりますが、約15〜20年程度)。
防火性
モルタル下地自体が不燃材料であることに加え、ジョリパットも「不燃材料」の認定を受けている製品が多く、高い防火性能を発揮します。
火災の延焼を抑制し、安全性を高めます。
防藻・防カビ性
ジョリパットの中には、防藻剤や防カビ剤が配合されている製品もあり、北面や日当たりの悪い場所でも藻やカビの発生を抑制し、外壁の汚れを防ぎます。
低汚染性
親水性を持つ製品もあり、雨が降ると汚れが洗い流されやすい「セルフクリーニング効果」が期待できるものもあります。
これにより、外壁が汚れにくく、美しい状態を長持ちさせることができます。
③その他
環境配慮
ホルムアルデヒド放散量が少ないF☆☆☆☆(エフフォースター)製品であり、水性タイプが主流であるため、環境や人体への負荷が少ないという特徴もあります。
4.モルタル外壁×ジョリパット仕上げのデメリット・注意点
多くのメリットがある一方で、ジョリパット仕上げにはいくつかのデメリットや注意点も存在します。
①コスト
初期費用が高め
サイディングや一般的な吹き付け塗装に比べて、ジョリパット仕上げは初期費用が高くなる傾向があります。
これは、材料費が高価であることに加え、職人の手作業による塗り付け作業が多く、高度な技術と手間がかかるためです。
②施工に関する注意点
職人の技術力に左右される
ジョリパットの多彩なテクスチャーは、職人の腕(コテさばき、ローラーの使い方、吹き付け技術など)に大きく左右されます。
経験豊富で技術力の高い職人に依頼しないと、期待通りの仕上がりにならなかったり、ムラが発生したりする可能性があります。
施工業者選びが非常に重要です。
工期が長くなる可能性
モルタル下地の乾燥期間が必要なことと、ジョリパットの塗り付け作業も複数回に分かれることがあるため、サイディング工事などに比べて全体的な工期が長くなる傾向があります。
③メンテナンスに関する注意点
汚れの付着
表面に凹凸のあるテクスチャーは、その凹凸部分にホコリや排気ガス、コケ、カビなどの汚れが溜まりやすい傾向があります。
特に交通量の多い場所や、日当たりの悪い場所では汚れが目立ちやすくなることがあります。
低汚染性の製品を選んだり、定期的な清掃が必要になったりする場合があります。
ひび割れのリスク
ジョリパットはひび割れ追従性を持つとはいえ、モルタル下地が大きく動いたり、構造的なクラックが発生したりした場合には、ジョリパットの塗膜にもひび割れが生じることがあります。
また、目地がない分、一度ひび割れが発生すると目立ちやすいという側面もあります。
部分補修の難しさ
塗り壁材であるため、部分的な補修が難しい場合があります。
補修箇所だけが色や模様の差で目立ってしまう可能性があるため、広範囲での塗り直しが必要になることもあります。
5.ジョリパットの種類と選び方
ジョリパットには、様々な機能や特徴を持つ製品ラインナップがあります。
JOLYPAT INFINITY(インフィニティ)
高い耐久性と超低汚染性、防藻・防カビ性を持つ高機能タイプ。フッ素樹脂系に匹敵する耐候性を持つとされます。
JOLYPATα(アルファ)
ひび割れ追従性、防藻・防カビ性、低汚染性をバランスよく備えた汎用性の高い人気製品。
JOLYPATネオ
高い耐久性と防藻・防カビ性を持ちながら、コストパフォーマンスに優れたタイプ。
JOLYPATフレッシュ
既存のジョリパットや塗装面のリフォームに適した塗り替え用ジョリパット。
製品を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
予算
製品の種類によって価格帯が異なります。
求める機能
耐久性、防汚性、ひび割れ追従性など、何を重視するか。
デザイン
どのようなテクスチャーや色にしたいか。
立地環境
日当たり、交通量、周辺の緑の多さなどを考慮し、防汚性や防藻・防カビ性の有無を検討する。
6.メンテナンスとリフォーム
ジョリパット仕上げの外壁も、他の外壁材と同様に定期的なメンテナンスが必要です。
日常の清掃
軽い汚れであれば、柔らかいブラシや高圧洗浄機(低圧設定で、壁から離して)で洗い流すことが可能です。
ただし、強くこすりすぎたり、高圧にしすぎたりすると塗膜を傷つける恐れがあるため注意が必要です。
定期点検
5〜10年に一度を目安に、ひび割れ、塗膜の剥がれ、色褪せ、カビ・藻の発生などを点検します。
塗り替え・リフォーム
一般的には10〜20年程度が塗り替えの目安とされていますが、製品のグレードや立地環境によって異なります。
既存のジョリパットの上から新しいジョリパットを塗り重ねることも可能ですし、他の塗料で塗り替えることもできます。
塗り替えの塗料は、専用の塗料以外にも選択できる塗料があります。
7.まとめ
モルタル外壁のジョリパット仕上げは、唯一無二の意匠表現が可能な「デザイン性の高さ」と、ひび割れ追従性や耐久性といった「機能性の高さ」を兼ね備えた魅力的な選択肢です。
塗り壁ならではの温かみと重厚感は、サイディングではなかなか出せない独特の雰囲気を醸し出します。
しかし、その仕上がりが職人の技術に大きく左右されることや、初期費用が比較的高めであること、凹凸に汚れが溜まりやすい可能性があるといったデメリットも理解しておく必要があります。
これらのメリット・デメリットを十分に理解した上で、建物のデザインコンセプト、予算、そして長期的なメンテナンス計画を考慮し、信頼できる施工業者と相談しながら最適なジョリパット仕上げを選ぶことが、後悔しない外壁選びの鍵となるでしょう。
メンテナンスについては、それ相応の知識が必要となりますので、十分な知識を持っている塗替え情報館のような専門業者に相談してみましょう。
静岡県沼津市・三島市・富士市、静岡市を中心として、静岡県にお住いの皆様におかれましては、塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っておりますので、是非ともご利用ください。
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