塩ビシート防水について知りましょう!【2025年7月1日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
【2025年7月1日更新】
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本日は、ベランダ等に施工してある「塩ビシート防水」について書いていきます。
5月22日のブログでもメリットデメリットについて書いていきましたが、詳細についてより深く書いていきます。
ベランダは、戸建て住宅やマンションにおいて、屋外と室内をつなぐ重要なスペースです。
洗濯物を干したり、植物を育てたり、あるいは単に屋外の空気を楽しんだりと、その用途は多岐にわたります。
しかし、屋外に面しているがゆえに、雨風や紫外線といった自然環境の厳しい影響を受けやすく、特に「防水」はベランダの機能維持において極めて重要な要素となります。
数ある防水工法の中でも、注目を集めているのが「塩ビシート防水」です。
正式名称は「塩化ビニル樹脂系シート防水」といい、合成高分子系シート防水の一種に分類されます。
その名の通り、塩化ビニル樹脂を主成分としたシートを接着剤や熱融着によって下地に固定することで、防水層を形成する工法です。
1.塩ビシート防水の特長
塩ビシート防水には、他の防水工法にはない多くの特長があります。
①高い防水性・水密性
塩ビシートは、その素材特性から非常に水を通しにくい性質を持っています。
さらに、シート同士の接合部を熱融着で一体化させることで、継ぎ目のない強固な防水層を形成するため、高い水密性を確保できます。
これにより、雨水の浸入を効果的に防ぎ、建物の躯体を保護します。
②耐久性・耐候性
塩ビシートは、紫外線やオゾン、酸性雨などに対する耐候性に優れています。
特に、近年では紫外線吸収剤や酸化防止剤などが配合された高性能なシートも開発されており、長期間にわたって防水性能を維持することが可能です。
一般的に、10年から15年程度の耐久性があると言われています。
③意匠性・色彩の自由度
塩ビシートは、その表面に様々な模様や色を施すことが可能です。
木目調や石目調、あるいはタイル調など、豊富なデザインの中から建物の外観や個人の好みに合わせて選択できるため、ベランダの美観を高めることができます。
また、色彩も豊富で、建物のデザインに合わせたコーディネートが容易です。
④軽量性
他の防水工法と比較して、塩ビシートは非常に軽量です。
そのため、建物にかかる負担が少なく、特に既存の建物の改修工事においては、構造的な検討の手間を軽減できるメリットがあります。
⑤施工性
シート状であるため、比較的広範囲を効率的に施工することができます。
熟練した技術が必要な部分もありますが、他の複雑な防水工法に比べて工期を短縮できる場合があります。
また、下地の状態によっては、既存の防水層を撤去せずに上から施工する「カバールーフ工法」も可能であり、工事費や工期の削減につながります。
⑥メンテナンス性
表面が滑らかであるため、汚れが付着しにくく、日常の清掃が比較的容易です。
また、万が一、部分的な損傷が生じた場合でも、その部分だけを補修することが可能な場合が多く、メンテナンスコストを抑えることができます。
2.塩ビシート防水の種類と工法
塩ビシート防水には、主に以下の2つの工法があります。
①密着工法
下地に接着剤を塗布し、その上に塩ビシートを貼り付けて固定する工法です。
下地との密着性が高いため、風によるシートの浮き上がりやバタつきが少なく、歩行頻度の高いベランダや屋上などに適しています。
また、既存の防水層が比較的平滑であれば、その上から施工することも可能です。
ただし、下地の状態が悪い場合(ひび割れや凹凸が多い場合など)は、事前に下地処理をしっかりと行う必要があります。
②機械的固定工法
塩ビシートを下地にアンカーなどで機械的に固定する工法です。
シートを下地に直接接着しないため、下地の動きやひび割れの影響を受けにくいという特長があります。
また、既存の防水層の撤去が難しい場合や、湿気を含んだ下地の場合でも施工が可能です。
シートの固定は、ディスク状の部材や金属のレールを介して行われ、その上からシートを熱融着で接合します。
風圧に強い工法として知られており、強風の影響を受けやすい高層建築物の屋上などにも採用されます。
これらの工法は、ベランダの形状、下地の状態、使用目的、予算などを考慮して選択されます。
専門業者による現地調査と診断を経て、最適な工法が提案されるのが一般的です。
3.塩ビシート防水の注意点とメンテナンス
塩ビシート防水は多くのメリットを持つ一方で、注意すべき点も存在します。
①下地処理の重要性
密着工法においては、下地の状態が仕上がりに大きく影響します。
下地の清掃、乾燥、不陸調整、ひび割れ補修などを丁寧に行うことで、シートの接着不良を防ぎ、防水性能を最大限に引き出すことができます。
②シートの損傷
硬いものや鋭利なものを落としたり、家具などを引きずったりすると、シートが損傷する可能性があります。
損傷した場合は、そこから雨水が浸入し、躯体の劣化につながるため、速やかに補修が必要です。
③定期的な点検
長期間にわたる防水性能を維持するためには、定期的な点検が不可欠です。
シートの浮き、剥がれ、破れ、シールの劣化などを早期に発見し、適切な処置を行うことで、大規模な補修工事を未然に防ぐことができます。
一般的には、5年~10年に一度の点検が推奨されます。
④鳥害対策
鳥がシートを突いたり、営巣のために小石などを運んだりすることで、シートが損傷するケースもあります。
鳥害が懸念される場合は、必要に応じて対策を講じることも検討しましょう。
⑤トップコートの塗布
塩ビシートの表面保護のために、トップコートを塗布する場合があります。
トップコートは、シートの劣化を遅らせる効果がありますが、定期的な塗り直しが必要です。
4.まとめ
ベランダの塩ビシート防水は、その高い防水性、耐久性、意匠性、施工性から、近年多くの住宅や建築物で採用されている信頼性の高い防水工法です。
適切な工法選択と丁寧な施工、そして定期的なメンテナンスを行うことで、ベランダの機能を長期間にわたって維持し、快適な住環境を保つことができます。
ベランダからの雨漏りに悩んでいる方や、新築・改修を検討されている方は、塩ビシート防水を一つの選択肢として塗替え情報館のような専門業者に相談してみることをお勧めします。
静岡県沼津市・三島市・富士市、静岡市を中心として、静岡県にお住いの皆様におかれましては、塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っておりますので、是非ともご利用ください。
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