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鉄部の下地処理について【2025年6月27日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館

工法塗装の豆知識

2025.06.27 (Fri) 更新

【2025年6月27日更新】

 皆さん、おはようございます。

 塗替え情報館・清水町本店のアドバイザー、佐野です。

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 本日は、「鉄部の下地処理」について書いていきます。

 何度かこの下地処理についてはこの現場ブログにて書かせて頂いております。

 しかし、多くのお客様から「錆がまた出てきた」とご指摘を受ける場面があり、改めて書かせて頂こうと思った次第です!

 鉄部の塗装において、その耐久性と美観を左右する最も重要な工程が「下地処理」です。

 どんなに高品質な塗料を選び、熟練の職人が丁寧に塗装したとしても、下地処理が不十分であれば、塗膜の剥がれ、サビの早期再発、膨れといった不具合が早期に発生してしまいます。

 ここでは、鉄部の下地処理について、その目的から具体的な工程、使用する材料までを詳しく解説します。

 

1.鉄部の下地処理の目的

 鉄部が空気中の酸素や水分に触れると、化学反応を起こして「サビ(酸化鉄)」が発生します。

 このサビは鉄を劣化させ、構造物の強度を低下させるだけでなく、見た目も損ないます。

 塗装は、このサビの発生を防ぎ、鉄部を保護する役割を果たしますが、そのためには以下の目的を果たす下地処理が不可欠です。

①既存の劣化した塗膜やサビの除去

 浮いたり剥がれたりしている古い塗膜や進行したサビは、塗料の密着を阻害し、塗膜の下でサビが進行する原因となります。

 これらを出来る限り除去し、健全な素地を露出させようとすることが重要です。

②塗料の密着性向上(目粗し・足付け)

 鉄部の表面は非常に滑らかであるため、そのまま塗料を塗っても十分に密着しません。

 表面に微細な凹凸(目粗し、または足付け)を付けることで、塗料の物理的な引っかかりを増やし、強力な密着性を確保します。

③防錆効果の最大化

 サビの原因となる不純物(塩分や油分など)を除去し、適切なプライマー(サビ止め塗料)を塗布することで、サビの再発を強力に抑制し、鉄部材の寿命を延ばします。

④仕上がりの美観向上

 平滑で清潔な下地は、塗装後の仕上がりをより美しく、均一にします。

 凹凸や不純物が残っていると、それがそのまま塗装面に現れてしまいます。

  

2.鉄部の下地処理の工程

 鉄部の下地処理は、主に以下の工程で構成されます。

①ケレン作業(素地調整)

 ケレンとは、既存の塗膜やサビ、汚れなどを除去し、塗装に適した下地を作り出す作業です。

 その除去レベルによって、主に以下の4種類に分けられます。

1種ケレン
  • 目的: サビや旧塗膜を完全に除去し、金属素地を露出させる最も徹底的なケレンです。
  • 方法: ショットブラストやサンドブラストといったブラスト工法が主流です。強力な研磨材を吹き付け、素地を物理的に研磨します。
  • 適用例: 橋梁、船舶、大規模なプラントなど、高い防食性が求められる構造物。一般住宅ではほとんど行われません。
  • 特徴: 費用と手間がかかりますが、最も高い防錆効果と塗膜密着性を得られます。
2種ケレン
  • 目的: サビや死膜(劣化した塗膜)を広範囲に除去し、部分的に金属素地を露出させます。活膜(密着している健全な塗膜)は残す場合もあります。

  • 方法: ディスクサンダー、電動ワイヤーブラシ、グラインダーなどの電動工具が主に用いられます。

  • 適用例: サビの進行が著しい鉄骨階段、シャッター、手すりなど。一般住宅でも、劣化が激しい場合に選択されます。

  • 特徴: 1種に次いで高い効果を発揮します。サビの発生面積が全体の30%以上の場合に推奨されます。

3種ケレン
  • 目的: 活膜は残し、浮いているサビや剥がれかかっている死膜、汚れなどを重点的に除去します。
  • 方法: 電動工具(サンダー、ワイヤーブラシなど)と手工具(皮スキ、スクレーパー、ワイヤーブラシ、サンドペーパーなど)を併用します。
  • 適用例: 一般的な戸建て住宅の鉄部(門扉、フェンス、手すりなど)の塗り替えで最も多く用いられる方法です。サビの発生面積が30%未満の場合に適しています。
  • 特徴: 比較的費用と手間を抑えつつ、適切な下地調整が可能です。
4種ケレン
  • 目的: 表面の汚れ、粉化物(チョーキング)、軽微なサビ、ごく一部の浮いた塗膜などを除去し、目粗しを行います。
  • 方法: サンドペーパー、マジックロン、ワイヤーブラシなどの手工具、または高圧洗浄が中心です。
  • 適用例: サビの発生がほとんどなく、塗膜の状態が比較的良好な鉄部や、仕上げ塗料の密着性を高めるための目粗しが主目的の場合。
  • 特徴: 最も軽微なケレンであり、日常的なメンテナンスや軽度の劣化に対応します。

 

 一般的なお家へのケレン方法は、3種及び4種ケレンであり、1種、2種を下地処理として選択することはありません。

 ビルや工場の場合には、鉄部の劣化状況、塗料の種類、予算、および求められる耐久性によって決定される場合があります。

②清掃・脱脂

 ケレン作業で発生した粉塵や除去したサビ、旧塗膜のカスなどを、ブラシやウエス、またはブロワーなどで除去をします。

 この際、油分やワックスなども塗料の密着を妨げるため、専用の脱脂剤やシンナーを用いて除去する場合もあります。

 清掃・脱脂が不十分だと、塗膜の早期剥離につながる場面もあります。

③サビ止め塗料(プライマー)の塗布

 清掃・脱脂が完了し、乾燥した素地には、速やかにサビ止め塗料(プライマー、または下塗り材)を塗布します。

 これは、露出した金属面が再度サビるのを防ぎ、上塗り塗料との密着性を高めるための非常に重要な工程です。

 そんなサビ止め塗料にはいくつかの種類があります。

エポキシ樹脂系サビ止め塗料
  • 現在主流となっているサビ止め塗料です。
  • 密着性、防錆力、耐水性に優れ、耐久性が高いのが特徴です。
  • 浸透性があるため、素地の内部に深く入り込み、脆弱な下地を補強する効果もあります。
  • 弱溶剤系や水性系があり、環境や用途に応じて選択されます。
  • 紫外線に弱いため、必ず上塗り塗料が必要です。
油性系サビ止め塗料
  • 古くから使われているタイプで、厚い塗膜を形成し、その塗膜で防錆効果を発揮します。
  • 防水性にも優れています。
  • 乾燥に時間がかかり、耐久性や耐候性はエポキシ樹脂系に劣る場合があります。
速乾性サビ止め塗料
  • 作業効率を向上させるために乾燥時間を短縮したタイプです。

 サビ止め塗料は、通常1回または2回塗布されます。

 塗布量が不足すると十分な防錆効果が得られないため、メーカーの指定する塗布量を守ることが重要です。

  

3.その他の留意点

作業環境

 ケレンや塗装作業は、風の強い日や雨の日、湿度が高い日は避けるべきです。

 特にサビ止め塗料の塗布は、金属が露出した状態で長時間放置すると、湿気によりサビが再発する可能性があるため、速やかに行う必要があります。

安全対策

 ケレン作業中は粉塵が舞うため、防塵マスクや保護メガネ、手袋などの保護具を必ず着用し、安全に配慮して作業を行うことが重要です。

塗料の選定

 鉄部の種類(鉄、亜鉛メッキ鋼板、アルミ、ステンレスなど)によって、適したプライマーや上塗り塗料が異なります。

 特に非鉄金属には、専用のプライマー(例:多用途プライマー、非鉄金属用プライマーなど)が必要です。

  

4.まとめ

 鉄部の下地処理は、塗装の仕上がりと耐久性を決定づける根幹となる作業です。

 適切な「ケレン」で劣化した塗膜やサビを徹底的に除去し、表面を「清掃・脱脂」した後、最適な「サビ止め塗料(プライマー)」を塗布することで、鉄部をサビから強力に保護し、長期にわたって美しい状態を保つことができます。

 しかし、一度発生したサビを完全に除去するためには1種、2種のケレンが必要になり、一般住宅においては採用しない下地処理となるため、完全な除去は難しいと言わざるを得ません。(1種、2種ケレンを行うには相応の予算が必要になるため、採用をしません。)

 できる限り丁寧なケレンを行い、できる限りサビの発生を遅らせることを塗替え情報館では行っておりますが、一度発生してしまったサビの完全除去は難しいのが現状です。

 そのため、サビが発生する前にこのような知識を十分に持つ塗替え情報館への点検依頼をして頂くか、潮風にあたりやすくサビが発生しやすい環境の住宅では、定期的に清掃を行うなどの事前準備が必要になります。

 塗替え情報館のような専門的な知識を持たないと、その様な提案も出来ませんので、是非とも相談をしてみてください。

 静岡県沼津市・三島市・富士市、静岡市を中心として、静岡県にお住いの皆様におかれましては、塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っておりますので、是非ともご利用ください。

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弊社のホームページをご覧になっているという事は、外壁塗装や屋根塗装、雨漏りの補修を考えていらっしゃる事と思います。 お客様とお話しする中で、「長持ちする最高の塗料を、少ないお金で、短い工期で外壁塗装・屋根塗装・雨漏り補修をすぐさま終わらせたい」というお考えをお持ちの方がいらっしゃいます。

しかしながら、相場以上に安い価格の見積りを出す会社は、塗料メーカーが指定している以上に塗料を薄めて使用したり、3度塗りで強固な膜厚を作らなければいけないところを2度塗り・ 1度塗りにして工程を省いたり、理由なくとにかく早く終わらせようとする等、初めから手抜き工事ありきの考え方で見積りを作成します。 だから安くできるのです。

お客様がせっかく良い塗料を選んだとしても、まずその塗料がきちんと使われていなければ意味がありませんし、その塗料の性能を100%引き出せない塗装工事の事が分かっていない会社では、良い塗料を選んだ意味がありません。

そのため、良い外壁塗装会社えらびの条件は、お客様にとって納得できる適正価格で、高品質の塗装を長年築き上げた経験・知識をもって提供し、 さらにサービスや対応も良い礼儀正しい会社だと私は考えています。

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