クリヤー塗装の是非について【2025年6月17日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
2025.06.17 (Tue) 更新
【2025年6月17日更新】
皆さん、おはようございます。
Instagram始めました!
👇アカウントはこちら👇
https://www.instagram.com/nurikaejouhoukan
ぜひ、アクセスしてみてください!
本日は、「クリヤー塗装」について書いていきます。
外壁へのクリヤー塗装は、建物の美観を維持し、耐久性を向上させるための有効な手段の一つです。
特に、新築時の意匠性の高いサイディングボードを活かしたい場合によく選択されます。
しかし、その特性ゆえにメリットとデメリットが存在し、安易な選択は後悔につながる可能性もあります。
ここでは、外壁へのクリヤー塗装のメリットとデメリットについて詳細に解説します。
1.外壁へのクリヤー塗装の主なメリット
外壁へのクリヤー塗装とは、色や顔料を含まない透明な塗料を外壁材の表面に塗布することです。
一般的な色付き塗料が外壁の色を変えるのに対し、クリヤー塗装は外壁材が持つ元々の色柄や風合いをそのまま活かしつつ、保護膜を形成することを目的とします。
主に、窯業系サイディングボードに採用されます。
外壁へのクリヤー塗装は、建物の外観を美しく保ちながら、長期的な保護効果をもたらします。
①意匠性・デザイン性の維持
クリヤー塗装の最大のメリットは、建物の持つ本来のデザインや色彩を損なわずに保護できる点です。
既存のデザインを活かす
現代の窯業系サイディングボードには、レンガ調、石目調、木目調、タイル調など、様々な凝ったデザインや多色使いのものが多く存在します。
色付き塗料で塗りつぶしてしまうと、これらの意匠性が失われてしまいますが、クリヤー塗装であれば、その魅力的なデザインをそのままに維持できます。
新築時の美しさを長持ちさせる
新築時の外壁の美しさやデザインに愛着がある場合、クリヤー塗装を選択することで、その状態をできるだけ長く保つことができます。
これにより、建物の資産価値の維持にも繋がります。
②外壁材の保護と耐久性の向上
クリヤー塗装は、外壁材を様々な外部要因から保護し、劣化を抑制する重要な役割を担います。
紫外線(UV)からの保護
紫外線は、外壁材の色褪せ、チョーキング(粉吹き)、ひび割れ、表面劣化の主要な原因です。
クリヤー層は、この有害な紫外線を吸収・反射するバリアとなり、下地の外壁材やその上に施された模様の色褪せを大幅に抑制します。
特に、色柄が多様なサイディングボードの色持ちに大きく貢献します。
物理的な損傷からの保護
- 傷、摩耗の防止: 風雨による摩耗、飛来物による軽微な衝撃などから外壁表面を保護します。クリヤー層がクッションの役割を果たし、直接的な損傷を防ぎます。
- 塗膜の剥がれ、膨れ防止: 外壁材が水分を吸い込み、凍結と融解を繰り返すことで、外壁材自体やその上の塗膜が劣化し、剥がれや膨れが生じることがあります。クリヤー層は防水効果を高め、これらの現象を抑制します。
化学物質からの保護
酸性雨、排気ガス、鳥の糞、コケ、カビなど、外壁に付着する様々な化学物質から外壁材を保護します。
これらの物質が直接外壁材に触れることを防ぎ、変色や劣化を防ぎます。
防水性・防汚性の向上
クリヤー塗装は外壁材の表面に密着し、雨水が内部に浸透するのを防ぎます。
これにより、建物の構造体を湿気から守り、躯体の劣化や腐食を抑制します。
また、塗膜が平滑になることで、汚れが付着しにくくなり、付着した汚れも雨によって流れ落ちやすくなる(セルフクリーニング効果)ため、美観の維持が容易になります。
③メンテナンス性の向上
クリヤー塗装された外壁は、日常のメンテナンスが比較的容易になります。
汚れの付着防止と洗浄性の向上
表面がツルツルと滑らかになるため、土埃、排気ガスなどの汚れが定着しにくくなります。
また、付着した汚れも高圧洗浄機や水洗いで簡単に落とせるようになります。
コケ・カビの抑制
湿気や水分が付着しにくくなることで、コケやカビの発生を抑制する効果があります。
これにより、建物の清潔感を保ちやすくなります。
④再塗装サイクルへの影響
クリヤー塗装が外壁材をしっかり保護することで、外壁材自体の劣化を遅らせ、結果的に次回の塗装までの期間を延ばすことができる可能性があります。
外壁材の交換時期を遅らせる効果も期待できます。
2.外壁へのクリヤー塗装の主なデメリット
一方で、外壁へのクリヤー塗装には、その特性ゆえにいくつかの注意すべきデメリットが存在します。
①適用できる外壁材の限定
クリヤー塗装は、どんなサイディングボードにも施工できるわけではありません。
これが最大のデメリットであり、誤った選択は大きな失敗につながります。
色褪せ・劣化の程度に左右される
クリヤー塗装は「透明」であるため、サイディングボードの色褪せや劣化が進んでいる場合、それを隠すことができません。
むしろ、クリヤー塗装を施すことで、色褪せやシミ、汚れがより一層目立ってしまう可能性があります。
新築時のような美しさを求めるのであれば、外壁の状態が良好であることが絶対条件となります。
- 目安: 築年数が浅く(目安として築10年以内)、チョーキング現象(外壁を触ると白い粉がつく現象)がほとんど見られず、色褪せもごく軽微な外壁材に限定されます。
外壁の状態による制限
- 光触媒を施工してあるサイディングボード: 新築時に光触媒を施してあるサイディングボードの場合、クリヤー塗装を施工することができません。現在販売されているクリヤー塗料の中で、光触媒の上に塗装できるクリヤー塗料は主要メーカーではありません。
- チョーキングが激しい場合: チョーキングが発生している外壁にクリヤー塗装をすると、粉状になった塗膜がクリヤー層と結合せず、すぐに剥がれてしまうリスクがあります。この場合、色付き塗料で下地を隠蔽し、新たに色を付ける方が適切です。
②下地処理の厳格さ
色付き塗料であれば多少の下地のシミや汚れは隠せますが、クリヤー塗装ではそうはいきません。
高圧洗浄だけでは落ちない汚れやカビ、シミ、既存の塗膜の劣化などがあった場合、その部分を徹底的に除去・補修する必要があります。
この下地処理に通常以上の時間と費用がかかることがあります。
③傷や汚れの視認性
クリヤー層は透明であるため、一度傷や汚れが発生すると、それが目立ちやすいという欠点があります。
既存の傷・汚れが目立つ
既に存在している小さな傷、塗膜の浮き、変色、シミなどはクリヤー塗装では隠蔽されません。
むしろ、タッチアップをすることによってそれらが強調されてしまうことがあります。
新しい傷・汚れの目立ちやすさ
施工後に発生した軽微な擦り傷や、水垢、排気ガスによる黒ずみ、鳥の糞によるシミなども、クリア層の透明性により、色付き塗装よりも目立ちやすくなる傾向があります。
劣化の視認性
クリヤー層自体が紫外線などによって劣化し、白濁、黄変、ひび割れ、チョーキングなどを起こした場合、透明性が失われるため、非常に目立ちます。
一度劣化が始まると、下地の保護効果も低下します。
④再塗装時のクリヤー塗装継続の難しさ
クリヤー塗装で美観を維持してきた場合、次回の塗装でもクリヤー塗装を選ぶ方が多いですが、密着不良のリスクが高まる可能性があります。
そのため、色付きの塗装を行うケースが多いのが特徴です。
その際には「多彩色塗装」を選ばれる方も多くいるため、コスト的には通常塗装よりも高くなる傾向があります。
⑤施工環境の厳しさ
外壁へのクリヤー塗装は、施工時の環境にも非常に敏感です。
ホコリ・ゴミの付着
透明な塗料であるため、施工中に空気中の微細なホコリや虫、落ち葉などが付着すると、非常に目立ち、仕上がりに大きく影響します。
そのため、風の強い日や周囲に粉塵が発生しやすい場所での施工は避けるべきです。
天候の影響
雨はもちろんのこと、湿度が高い日や気温が低すぎる・高すぎる日も、塗料の乾燥や硬化に悪影響を与え、仕上がりの品質や耐久性を損なう可能性があります。
3.まとめ
外壁へのクリヤー塗装は、建物の美しいデザインを最大限に活かし、外壁材を長期間保護するという大きなメリットがあります。
特に、新築時の意匠性の高いサイディングボードの美観を維持したい場合には、非常に有効な選択肢となります。
しかし、その一方で、適用できる外壁状態が限定されること、既存の劣化や汚れを隠せないこと、施工の難易度が高いことといったデメリットも明確に存在します。
外壁へのクリヤー塗装を検討する際は、以下の点を総合的に考慮し、塗替え情報館のような専門業者と十分に相談することが不可欠です。
- 外壁材の状態: 築年数、色褪せ、チョーキング、ひび割れ、カビ・コケの発生状況など、現在の外壁の状態を塗替え情報館のような専門業者に診断してもらいましょう。特に、チョーキングが激しい場合はクリヤー塗装は不向きです。
- 外壁材の対応可否: 自宅の外壁材がクリヤー塗装に適しているか、塗替え情報館のような専門業者に確認してもらいましょう。
- 求める仕上がり: 新築時のデザインをそのまま活かしたいのか、それとも外壁の色を一新したいのか、具体的なイメージを明確にしましょう。
これらの点を踏まえることで、外壁へのクリヤー塗装がご自宅にとって最適な選択であるかを判断し、後悔のない外壁リフォームを実現することができます。
クリヤー塗装は、あくまでも透明な膜を外壁に施すという意味では、弊社特有の「ビアンコート(6月2日ブログ参照)」が最もおススメです。
ぜひとも、クリヤー塗装で迷っている方も塗替え情報館に相談をしてみてください!
静岡県沼津市・三島市・富士市、静岡市を中心として、静岡県にお住いの皆様におかれましては、塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っておりますので、是非ともご利用ください。
下記(↓)ショールームにお越しください!
皆様にお会いできることを楽しみにしております!
Instagram始めました!
👇アカウントはこちら👇
https://www.instagram.com/nurikaejouhoukan
三島市を中心に静岡県東部の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館|外壁塗装・屋根塗装のことならお任せ (nurikae-no1.jp)
<清水町本店> 駿東郡清水町堂庭209-5 2階 (清水町役場東隣)
🆓☎:0120-946-090
<富士店> 富士市荒田島町1-5
🆓☎:0120-67-3355
#塗替え情報館#大栄塗装#塗装工事#外壁塗装#屋根塗装#付帯物塗装#ショールーム#静岡県#静岡県東部#三島市#沼津市#富士市#静岡市#清水町#裾野市#御殿場市#伊豆の国市#伊豆市#伊東市#熱海市#下田市#富士宮市#長泉町#函南町#小山町#東伊豆町#西伊豆町#南伊豆町#松崎町#河津町#防水工事#雨漏り点検#クリヤー塗装#タッチアップ