屋根の板金部分について【2025年5月28日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
【2025年5月28日更新】
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本日は、屋根の板金部分について書いていきます!
5月24日更新のブログでは、屋根の形状について書いていきました。
屋根は家屋を雨風から守る最も重要な部分であり、その中でも板金部分は、屋根の機能性と耐久性を支える上で不可欠な役割を担っています。
一見すると目立たない脇役のように思われがちですが、雨水の侵入を防ぎ、屋根材を固定し、そして建物の美観を保つなど、その機能は多岐にわたります。
屋根板金の多様な種類、それぞれの役割、劣化の原因と点検の重要性、そして適切なメンテナンスと修理方法について詳細に解説し、屋根板金が家屋にもたらす価値を深く掘り下げていきます!
1.屋根板金の多様な種類と役割
屋根板金と一口に言っても、その用途や形状によって様々な種類が存在します。
それぞれが特定の役割を果たすことで、屋根全体としての防水性能と耐久性を高めています。
①棟板金(むねばんきん)
屋根の最も高い位置、すなわち屋根面が合わさる「棟」に取り付けられる板金です。
屋根の頂上は、雨水や風の影響を最も受けやすい箇所であり、棟板金はここからの雨水の侵入を効果的に防ぎます。
また、屋根材の継ぎ目を覆い隠すことで、美観を向上させる役割も持ちます。特に、スレート(コロニアル、カラーベスト)屋根や金属屋根において一般的に用いられます。
②谷板金(たにばんきん)
複数の屋根面がV字型に交わる「谷」部分に設置される板金です。
谷部分は、屋根の最も水が集まりやすい箇所であり、多量の雨水が集中して流れ落ちるため、高い防水性が求められます。
谷板金は、この集中する雨水をスムーズに排水し、下地への浸水を防ぐ重要な役割を担います。
銅、ガルバリウム鋼板、ステンレスなどが使用されますが、特に銅は長年の使用で穴が開くケースが見られるため注意が必要です。
③ケラバ板金
屋根の「妻側」、すなわち切妻屋根の側面や、寄棟屋根の傾斜の終わり部分に取り付けられる板金です。
破風板の上部に設置され、軒先と同様に屋根材の側面からの雨水の吹き込みを防ぎます。
風雨の影響を受けやすい箇所であるため、しっかりとした固定と耐久性が求められます。
④軒先水切り板金(のきさきみずきりばんきん)
軒先の先端部分に取り付けられる板金で、屋根から流れてくる雨水を軒樋(のきどい)へとスムーズに誘導する役割を担います。
屋根材の下に差し込まれるように設置され、雨水が軒裏や外壁に伝うのを防ぎ、建物の構造体を湿気から守ります。
⑤雪止め板金(ゆきどめばんきん)
積雪量の多い地域で設置される板金です。
屋根に積もった雪が一度に滑り落ちるのを防ぎ、落雪による人や物への被害を軽減する目的があります。
アングル状や波型など、様々な形状があります。
⑥雨押さえ板金(あまおさえばんきん)
屋根と外壁、あるいは屋根と立ち上がり部分(例えば、ベランダの壁や換気扇のダクトなど)との取り合い部分に設置される板金です。
異なる建材の隙間から雨水が侵入するのを防ぎます。特に、複雑な形状の屋根や、後から増築した箇所などで重要性が増します。
⑦貫板(ぬきいた)
板金そのものではありませんが、棟板金やケラバ板金などを固定するために、その下地として設置される木材です。
貫板が劣化すると、その上に固定されている板金も浮いたり、剥がれたりする原因となるため、板金と同様に重要な構成要素です。
2.屋根板金の素材とその特性
屋根板金に使用される素材は、その耐久性、加工性、コストなどによって多岐にわたります。
①ガルバリウム鋼板
アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の合金でメッキされた鋼板です。
非常に軽量で錆びにくく、耐久性、耐震性、耐熱性に優れています。
現在、最も普及している屋根板金の素材であり、多様な色やデザインがあるため、意匠性にも優れます。
②銅板
古くから神社仏閣の屋根などにも使用されてきた素材です。
経年で酸化し、独特の緑青(ろくしょう)と呼ばれる美しい色合いに変化します。
非常に耐久性が高く、加工性にも優れていますが、他の素材に比べて高価です。
③ステンレス
錆びにくく、非常に耐久性の高い素材です。強度もあり、長期にわたる使用に適しています。
しかし、加工が難しく、価格も比較的高価なため、特定の箇所や高耐久性が求められる場合に用いられます。
④トタン(亜鉛めっき鋼板)
かつては広く使用されていましたが、現在はガルバリウム鋼板に取って代わられることが多い素材です。
比較的安価ですが、ガルバリウム鋼板に比べて錆びやすく、耐久性は劣ります。
3.屋根板金の劣化と点検の重要性
屋根板金は常に紫外線、雨風、積雪などの過酷な自然環境に晒されています。
そのため、経年による劣化は避けられません。
定期的な点検と早期発見が、大規模な修繕を未然に防ぎ、建物の寿命を延ばす鍵となります。
①劣化の兆候
錆び
特にトタンや古いガルバリウム鋼板、メッキが剥がれた箇所などで発生します。
錆びは板金の強度を低下させ、穴が開く原因にもなります。
浮き・剥がれ
強風や経年劣化により、板金が下地から浮いたり、剥がれたりすることがあります。
これにより、隙間から雨水が侵入しやすくなります。
釘の浮き・抜け
板金を固定している釘が、木材の伸縮や強風によって浮いたり、抜けたりすることがあります。
これは雨漏りの直接的な原因となり得ます。
コーキング(シーリング)のひび割れ・劣化
板金の継ぎ目や釘穴を塞ぐために使用されるコーキング材は、紫外線によって劣化し、ひび割れや硬化が起こります。
これにより、防水性が低下します。
変形・へこみ
飛来物や積雪の重みによって、板金が変形したり、へこんだりすることがあります。
変形は排水を妨げたり、美観を損ねたりします。
緑青(ろくしょう)の発生(銅板の場合)
銅板は経年で緑青が発生しますが、これは劣化ではなく、むしろ保護膜の役割を果たします。
ただし、銅板に穴が開いている場合は劣化の兆候です。
下地の劣化(貫板の腐食)
板金の下地となる貫板が、湿気や雨水の浸入によって腐食することがあります。
貫板が腐ると、板金が適切に固定されず、浮きや剥がれの原因となります。
②点検の重要性
屋根は高所作業を伴うため、ご自身での点検は危険です。
専門の屋根工事業者に依頼し、定期的な点検を受けることを強く推奨します。
点検頻度
一般的には、5年~10年に一度の点検が推奨されます。
特に、台風や大雪などの自然災害後には、速やかな点検が望ましいです。
点検箇所
棟板金、谷板金、ケラバ板金、軒先水切り板金、雨押さえ板金など、すべての板金部分とその周辺の屋根材、下地までを網羅的に点検する必要があります。
専門家による診断
専門業者であれば、ドローンを用いたり、屋根に上ったりして、目視では見えない箇所の劣化も発見できます。
写真や動画を用いて分かりやすく説明してくれる業者を選ぶことが重要です。
4.屋根板金のメンテナンスと修理方法
劣化が発見された場合、適切な時期に適切な方法でメンテナンスや修理を行うことが、雨漏りを防ぎ、屋根全体の寿命を延ばす上で極めて重要です。
①釘の打ち直し・ビスへの交換
浮いている釘を打ち直したり、釘よりも保持力の高いステンレス製のビス(パッキン付きのものが望ましい)に交換したりします。
これにより、板金の固定力を高め、強風による飛散を防ぎます。
②コーキング(シーリング)の補修・打ち替え
ひび割れや劣化したコーキングは、剥がして新しいコーキング材を充填し直します。
これにより、板金の継ぎ目や釘穴からの雨水の侵入を防ぎます。
③部分的な板金交換
特定の板金(例:棟板金の一部、谷板金の一部)が著しく劣化している場合、その部分だけを新しい板金に交換します。
下地の貫板が腐食している場合は、貫板も併せて交換します。
④板金全体の交換(葺き替え・カバー工法)
板金だけでなく、屋根材全体の劣化が進んでいる場合や、大規模なリフォームが必要な場合は、屋根全体の葺き替え(既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を葺き直す)や、カバー工法(既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる)を検討します。
この際、板金もすべて新しいものに交換されます。
⑤塗装
ガルバリウム鋼板などの金属板金は、経年で色褪せたり、表面の保護層が劣化したりすることがあります。
適切な塗料で再塗装することで、美観を回復させるとともに、板金の耐久性を向上させることができます。
ただし、塗装はあくまで表面保護であり、板金そのものの劣化を止めるものではない点に注意が必要です。
5.業者選びのポイント
屋根板金の修理やメンテナンスは専門的な知識と技術を要するため、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。
実績と経験
屋根工事、特に板金工事の実績が豊富な業者を選びましょう。
塗替え情報館では、屋根のカバー工法工事も含めて実績が豊富です。
資格と保証
建築板金技能士などの資格を持つ職人がいるか、工事後の保証があるかを確認しましょう。
板金職人や協力会社にも有能な職人がいるのは塗替え情報館です。
見積もりの詳細
材料費、工事費、諸経費など、内訳が明確で適正な見積もりを提示してくれるかを確認しましょう。
相見積もりを取ることも有効です。
説明の丁寧さ
現状の劣化状況や修理方法について、素人にも分かりやすく丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。
屋根の状態を塗替え情報館ではドローンを使用して、リアルタイムでお施主様に確認を取ることができます。
また、状況をリアルタイムで報告することも可能です。
アフターフォロー
工事後の定期点検や、万が一の不具合発生時の対応についても確認しておくと安心です。
塗替え情報館では、アフターフォローの詳細についてもお話しすることができます。
6.まとめ
屋根の板金部分は、家屋の防水性、耐久性、そして美観を維持するために欠かせない重要な要素です。
棟板金、谷板金、ケラバ板金など、それぞれの板金が持つ役割を理解し、定期的な点検を通じて劣化の兆候を早期に発見することが、雨漏りなどの大きなトラブルを未然に防ぎ、結果として建物の寿命を延ばすことに繋がります。
過酷な自然環境に常に晒される屋根板金は、適切な時期に専門業者によるメンテナンスや修理を行うことが不可欠です。
信頼できる業者に依頼し、適切な素材と工法で施工することで、大切な家屋を雨風からしっかりと守り続けることができます。
屋根板金は、まさに家屋を守る「縁の下の力持ち」であり、その重要性を認識し、適切なケアを怠らないことが、長く快適な住まいを維持するための基本と言えるでしょう。
静岡県沼津市・三島市・富士市、静岡市を中心として、静岡県にお住いの皆様におかれましては、塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っておりますので、是非ともご利用ください。
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