多彩色仕上げとは?【2025年5月13日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
2025.05.13 (Tue) 更新
【2025年5月13日更新】
皆さん、おはようございます。
建築物や構造物の外装・内装において、塗装は美観を高めるだけでなく、耐久性や保護機能を付加する重要な工程です。
塗装にはさまざまな種類があって、単純に見える工法でも技術の差が出来たり、低飛散のエアレスガンなどが存在したりします。
単色であっても艶の有り無しもあって、艶を抑えてある塗料ほど塗装するのが難しい場合が多いです。
特に、単一色では表現できない奥行きや風合いを求める現場では、「多彩色仕上げ」が採用されることが多いのです。
今日はそんな塗装の中で、多彩色仕上げについて述べていきます!
1.多彩色仕上げとは
多彩色仕上げとは、複数の異なる色の塗料を組み合わせ、重ね塗りや吹き付け、スパッタリング、ローラーなど多様な手法を用いて、立体感や深みのある仕上げを施す塗装技法の一つです。
この仕上げにより、素材そのものの質感を再現したり、装飾性の高い表現が可能となります。
たとえば、御影石や大理石のような石材調仕上げや、和風の土壁風、木目調、さらには金属風の質感までも多彩色仕上げで表現可能になります。
多彩色仕上げには、いくつかの代表的な技法がありますので紹介します。
①吹き付け仕上げ(スプレー仕上げ)
もっとも一般的な多彩色仕上げの方法で、専用のスプレーガンを用いて複数の色を微粒子状に吹き付ける工法です。
主に「チップ塗装」とも呼ばれ、単色のベースの上に色と粒の大きさが異なるチップ(塗料の粒)を重ねることで、天然石調や砂岩調の表現が可能になります。
②ローラー多彩仕上げ
特殊な模様が出るローラーを使って、塗膜の中に複数色を転写する方法です。
職人の技術により、木目や布目などの模様も再現できる場合もあります。
スズカファイン株式会社のWBアート工法が、専用ローラーを使用して多彩色仕上げができる工法の一つです。
③スパッタリング(飛沫模様)
歯ブラシのような道具やスパッタリングガンを用いて、細かい塗料の飛沫を吹き付ける技法です。
表面に偶然性のある模様が生まれるため、アート性が高く、独特な風合いが求められる場所に用いられます。
④グラデーション仕上げ
異なる色を境目が自然に見えるように重ねる技法です。
空や海、夕焼けなどの自然な色合いを塗装で再現したい場合に用いられます。
高度な技術が要求されるため、職人の経験が非常に重要となります。
2.多彩色仕上げに使われる塗料
多彩色仕上げで使われる塗料は、耐候性や施工性、意匠性を兼ね備えた特殊な塗料が多いです。
①アクリルシリコン系
耐久性とコストのバランスが良く、屋内外問わず幅広く使われます。
チップ状の粒子を均一に分散させやすい性質もあります。
②フッ素系
高い耐候性と防汚性を誇りますが、価格が高いのが難点です。
公共施設や高級マンションなど、長期的なコストパフォーマンスが求められる場所で採用されます。
③水性ウレタン系
低臭・低VOCで環境負荷が少なく、室内での使用に適しています。
色の発色性が高く、デザイン重視の場所に用いられることが多いのも特徴です。
3.多彩色仕上げのメリット
①高意匠性
多彩色仕上げは、単なる単色の塗装とは異なり、見る角度や光の当たり方で微妙に表情が変わります。
これにより、壁面に深みや高級感が生まれる。住宅外壁に石材調の質感を与えることで、重厚感や自然との調和を演出することが可能になります。
②素材感の再現
天然石や木材、金属といった本来コストが高く施工も難しい素材の見た目を再現できます。
③メンテナンス性の向上
多彩色仕上げの中には、防汚性やセルフクリーニング機能を持った塗料もあり、汚れにくく長期的な美観を保つことができる可能性もあります。
4.多彩色仕上げのデメリット・注意点
①コスト
使用する塗料が特殊であること、施工に技術を要することから、一般的な単色塗装に比べて材料費・人件費ともに高くなる傾向にあります。
②補修の難しさ
模様や色のばらつきを意図的に作っているため、部分的な補修が目立ちやすいという課題があります。
特に経年劣化後の補修は難しく、同じ仕上げを再現するにはコストや技術が必要となります。
③施工者の技術に依存
同じ塗料を使用しても、仕上がりは職人の腕によって大きく異なります。
そのため、信頼できる施工会社・職人の選定が重要となります。
5.まとめ
塗装業界における意匠性への要求は年々高まってきていて、デザイン性と環境性能の両立が求めらるようになりました。
多彩色仕上げは、その意匠性を満たすだけではなく、地域との融合という観点からも非常に大切な工法の一つとなりつつあります。
加えて、デジタルプリンティング技術との融合や、3D模様再現技術の進展により、今後さらに多彩色仕上げの多様性も広がると考えられます。
多彩色仕上げの施工には専門的な知識と技術が必要ですが、その分、完成度の高い仕上がりが得られる特徴的な工法です。
塗替え情報館ではその重要性とニーズについて、お客様に丁寧に説明をさせて頂き、お客様のニーズに合った塗装工事ができるように頑張っていきます!
塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っております。
是非とも一度ショールームにお越しください!
皆様にお会いできることを楽しみにしております!
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