防水工事の難しいところ【2025年4月13日更新】|静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
2025.04.13 (Sun) 更新
【2025年4月13日更新】
皆さん、おはようございます。
塗替え情報館・清水町本店のアドバイザー、佐野です。
本日も雨が降っております。
春先はどうしても晴れ→雨と交互に訪れる季節なので、仕方ないといえば仕方ないのですが・・・。
雨が続くと、塗替え情報館に来る電話の多くは「雨漏り」についてです。
私は雨漏り診断士の受講をしたため、雨漏りの勉強を他の方よりも多くしていると自負しているのですが、躯体本体が問題である可能性のある場合には、どんなことをしても雨漏りは止まりません・・・。
そういった雨漏りの対策が「防水」になります。
「防水工事」について知識を持っておくことが、「雨漏り対策」の一つにもなります。
そんな防水工事について今回は少し話をしたいと思います。
1.雨漏りの基本的な知識
雨漏りは、新築のお家でも起こる場合があります。
新築10年以内であれば明らかな施工不良による瑕疵の場合は、建てた施工会社に修繕をお願いするのが一番です。(経年劣化による雨漏りだと認定されると、費用は取られてしまうかもしれませんが・・・。)
しかし、いつどのような場面で起こるかわからない雨漏りの基礎知識を、皆さんも覚えておきましょう!
①水は上から下に流れる
例えばですが1階の天井から雨漏りがしている時に、皆さんはどのように考えるでしょうか?
当然ですが、その雨漏り箇所付近を見ると思いますし、それが正しい判断だと思いますよね。
しかし、表題のように重力の関係で「水は上から下に流れる」ので、実はその雨漏り箇所よりもずっと上から雨水が浸入している可能性もあるという事を覚えておいてください。
また、上から下に流れるという事で、基本的には雨漏り箇所よりも下から雨水が浸入して雨漏りに直結するという事はありません。
②雨水の進入箇所は1つではない可能性もある。
雨漏り箇所が1箇所ではあるけれども、雨水の浸入箇所は複数の場合があります。(その反対に、雨漏り箇所は複数で、浸入箇所は1箇所という場合もありますが、今回は割愛させて頂きます。)
以前、雨漏り検査をさせて頂いたお客様の中で、同じように1階の天井から雨漏りがしているお客様がいらっしゃいました。
最初の水かけ検査では、その天井付近のシーリングの劣化が認められ、そこからの浸入であると断定し、まずはその劣化したシーリングを打ち直すところから始めました。
職人にシーリングをきれいに打ち直してもらい、硬化してから再度水かけ検査を行ったところ浸入が止まったため、お施主様と良かったと言って喜んでいたのですが、その1カ月後くらいの大雨の際に、浸入した雨水の量は減ったが雨漏りが同じところからまだあるとご連絡を受けました。
結果的には雨漏りは止まらなかったということで、再度水かけ検査をあらゆる場所で実施しました。
すると、3階建ての陸屋根端部から水が浸入していたことがわかり、次の日にシーリング+防水テープで防水工事を行ったところ、その後の台風や大雨の時でも大丈夫だという連絡を受け、良かったと思っています。
つまり、雨漏りの原因は一つではなく複数個所からが原因である場合があることを再認識した工事になりました。
③躯体が原因の場合には、防水工事をしても浸入の可能性がある
雨漏りには必ず雨が入ってくる原因があります。
ある相談をされたお宅では、築50年を超えた非常に趣のあるお宅で、居間の天井から雨漏りがすると連絡を受けました。
居間には、屋根裏を確認する点検口がなかった(そこまでチェックするのに2部屋ほど離れた場所から渡ってこなければならない)ために、点検口を新設させて頂きました。
その点検口から屋根裏に入り、確認をしたところ、明らかに下屋根の野地板に雨漏りの形跡があったため、その近辺から水かけ検査を行いました。するとピンポイントではありませんが、雨漏りを確認できたため、瓦屋根の改修を提案させて頂きました。
瓦屋根の部分改修を行い、水かけ検査もパスしたのですが、今度は別の日に別の場所から雨漏りがすると報告を受けました。
実は、大屋根(2階屋根)と2階の外壁の取り合いも同じように劣化をしており、一部分の浸入を止めた関係上、別の場所に躯体を通って流れていき、別の場所に雨漏りが発生したと思われる雨染みができていました。
お施主様も想像していなかった箇所のため、すべてをチェックしてほしいと依頼され、足場を建てさせていただき確認したところ、躯体部分の梁や柱を通っており、その原点である浸入部を特定してほしいと言われても、屋根全体の改修や壁全体の改修といった、躯体部分の改修工事になるため、莫大な金額がかかってしまうことをお伝えしました。
お施主様の要望により、屋根と壁の「部分改修」をして、ある程度の雨水の浸入を防いだことでご納得はして頂きましたが、今でも少量ながらも水は入っているのではと想定します。
全てを直さなければならない躯体に関する改修工事の場合には、部分的な防水工事では太刀打ちできない場合があることを理解してもらいたいです。
2.防水工事について
塗替え情報館の職人さんの中に、1級防水技能士の資格を持つプロの技能士がいます。
その職人さんに防水工事全般を基本的にはお任せしています。
各家庭のバルコニーやベランダ、陸屋根や屋上に施工されている防水仕様は様々で、それぞれの状態にあった施工が必要になります。
バルコニーには今主流のFRP防水が施されていることが多かったり、屋上ではゴムシート防水や塩ビシート防水といったシート防水系が多く施されていたりします。
そんな防水仕様に、トップコート塗装といって、防水施工をしてある箇所の劣化を防ぐために塗装を行うだけで良い場合もあれば、劣化が進みすぎていて、防水工事をやり直したり、違う防水施工を施さなければならない場合もあったりします。
それぞれの箇所の大きさや工事内容によって金額も違ってきますので、施工内容の理解も必要になります。
また、新築時と違い経年による水分の含有量等があるので、膨れや亀裂が出てくる可能性も非常に高くなります。
そういったリスクも事前に説明を受けて、理解したうえでの雨漏り対策の防水工事を行うことが賢明です。
また、サイディングボードの目地などに施工されている「シーリング」の「打替え」も、防水工事の一つです。
雨水の浸入を許さないために、先述の防水施工が施されている箇所を定期的にチェックするのも大切です。
あまりにも状態が悪くなる前に、一度調査を依頼することも必要だと思いますので、是非とも塗替え情報館にお越しください!
3.まとめ
雨漏りの煩わしさは、誰もがわかっていることです。
その雨漏りも、100%止まると言えないほど、複雑で難しい工事になります。
私たち塗替え情報館では、この雨漏りに対しても、お客様のご理解を頂きながら出来る限りのアドバイスと施工をしていきます。
塗替え情報館では、お家に関する相談や現場調査、見積提出まで無料で行っております。
是非とも一度ショールームにお越しください!
皆様にお会いできることを楽しみにしております!
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