高圧洗浄とバイオ洗浄について
2020.09.07 (Mon) 更新
皆さん、こんにちは。
9/5(土)、6日(日)に実施しました「富士店1周年記念イベント」に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
塗替え情報館では、これからも多くのお得な情報を発信してまいります。ご期待ください!
さて、今回の情報は塗装の最前線である「高圧洗浄」について書きます。
市販されている高圧洗浄機もたくさんありますが、塗装専門店が行う高圧洗浄は強力であり、別物と言っても過言ではありません。
見るべき、覚えておくべきポイントを熟知して、より良い満足できる塗替えになるようにしましょう。
1.高圧洗浄の効果について
高圧洗浄は皆様も御存じの通り、非常に強い水圧で外壁や屋根にこびりついた汚れやコケ、カビを落とすことです。写真のようなノズルを用いて、洗浄する場所に垂直に当てるのが基本的な洗浄のやり方になります。
高圧洗浄をいい加減に行う業者は汚れが残ってしまうため、塗料の密着も悪くなり、仕上がりも良くありません。また、塗装の剥がれにもつながるため、高圧洗浄は丁寧に行う必要があります。
2.トルネード高圧洗浄とは
高圧洗浄を行うにあたり、先端にあるノズルを交換することで、水の勢いや洗浄できる範囲が変化します。様々あるノズルの中で、屋根のように雨風やホコリ、日光をダイレクトに受ける屋根のように、汚れが多いと思われる箇所には、「トルネードノズル」を使用して、徹底的に汚れを落としていきます。
トルネードというだけあり、トルネードノズルを使用することで、水が回転して汚れを落としていきます。しかも、通常のノズルと比べて水が当たる範囲も広く、均一な水圧で洗浄ができるというメリットがあります。また、洗浄力も高くなるため、洗浄においてムラができにくいということになります。
しかし、反対に劣化が進んでしまったモルタル外壁などに、洗浄力の高いトルネード洗浄を利用すると、外壁自体が剥がれてしまったり、穴があいてしまったりする可能性があります。(これは、通常ノズルでも起こりうることなので、水圧の調整は必要です。)ノズルや水圧をしっかりと選定する必要があります。
3.バイオ洗浄とは
高圧洗浄をしてもなかなか落ちることがない汚れの多くは、カビやコケのなどの菌類が多く、菌が残ってしまうとまたコケやカビが発生してくることが非常に多いです。そこで、薬品を用いて菌を根こそぎ死滅させる高圧洗浄の事をバイオ洗浄と言います。
バイオ洗浄の消毒・殺菌効果は非常に高く、特殊な洗剤を用いて洗浄を行うため、汚れが剥がれやすくなるとともに、コケやカビで見えなかった外壁の傷や剥がれなども見えやすくなるため、最終的な仕上がりの点でも非常に効果の高い洗浄方法です。また、汚れが剥がれやすいという点からも高圧洗浄にかかってしまう外壁への負担も軽減されます。弊社では、コムスタージャパンのリニューという洗剤を使用してバイオ洗浄を行います。
デメリットとしては、汚れ同様に洗浄剤をきれいに落としきれないとそれが原因で塗装に影響を与えてしまったり、変色してしまったりすること。また、洗浄剤自体が高価なうえ、窓ガラスの養生などの手間がかかるため、バイオ洗浄の費用が掛かってしまうというデメリットがあります。そのため、弊社ではお施主様と十分に話をし、1面だけとか汚れがひどい箇所のみなどの提案をさせて頂いております。
4.バイオ洗浄の工程
バイオ洗浄の工程は、以下の通りになっています。使用する洗浄剤によっても違いますが、汚れを取るという目的は同じなので、基本的には一緒になると思われます。
①養生をする
植物や窓ガラス、電気機器など、洗浄剤がかかるとよろしくない場所に養生を施します。
②水のみの洗浄を行う
洗剤が染み込みやすくするために、簡単な高圧洗浄を行います。
③洗剤を塗布する
指定の場所に洗剤を塗布します。塗布は吹付で行ったり、ローラーで行ったりします。塗布した後は、各洗浄剤の規定通りの時間待ちます。
④高圧洗浄を行う
既定の時間通り十分に浸透させたら、浮いてきた汚れを徹底的に落とします。また、洗浄剤を塗布した場所は特にきれいに洗浄をおこない、洗浄剤自体が残らないように気を付けます。
いかがでしょうか?高圧洗浄についての意識も変わってきたことと思います。高圧洗浄は塗装の最前線と前述しましたが、まさにその通りで、高圧洗浄の良しあしで出来上がりも変わってくるのです。
また、モニエル瓦のように高圧洗浄時に非常に多くの汚れが出る場合もあります。風向きによってはご近所様に迷惑がかかることも予想されます。弊社では、その汚れを最小限に抑えるために十分な養生をさせて頂いたり、汚れが飛びそうな場合は事前説明をさせて頂いたうえで、カーシートはもちろんの事ご近所様の汚れてしまった箇所も洗浄・清掃をさせて頂いたりする手筈を整えて施工をします。
これらの知識や技術をもった塗替え情報館に、是非ご用命ください!