塩ビ鋼板屋根の塗り替え塗装工事!(沼津市・M様邸)
2017.10.07 (Sat) 更新
みなさんこんにちは!
外壁塗装・雨漏り防水専門店の塗替え情報館店長の鈴木です。
本日は、昨日工事が完了致しました沼津市のM様邸の塩ビ鋼板屋根の塗装を紹介いたします。
塩ビ鋼板とは、簡単に説明すると、鋼板はそのままでは錆びてしまうため、塗装などを行い鉄を保護するのですが、鋼板の表面に塗装(塗膜)ではなぐ、ガスや薬品に強く、また紫外線による変色の少ないポリ塩化ビニール樹脂をコーティングした樹脂被覆鋼板です。
この塩ビ鋼板は最近の建物では、シャッターBOX・水切り・庇・樋などに多く使用させれています。
また、今回のM様邸のように屋根材としても使用されています。
工事前は表面の塩ビ被膜が紫外線などにより劣化し白く退色していました。
また、ビニールですので劣化すると固くなり割れも出やすくなり割れた箇所や剥がれた箇所から錆が進行してしまいます。今回も軽度ではありますがそのようなヵ所が多々見受けられました。
塩ビ鋼板の塗装には注意する点がいくつかあります。
塩ビシートには、可塑剤というゴム製品などに含まれる柔軟性(柔らかさ)を持たせる成分が多く含まれています。
そのため塗装を行うとブリードという現象が起き、可塑剤が塗膜に移行し、塗膜がずっとベタベタとする現象が起きます。
そのブリード現象が起きてしまうと、塗膜が乾燥した後でも手で触ると指紋の跡が残ったり、排気ガスや埃などが付着しやすくなってしまいすぐに汚れなどが付いてしまいます。
そのブリード現象を抑えるためにはいくつかの方法がありますが、
今回は、最初の写真を見てもわかる通りポリ塩化ビニールは劣化し固くなり割れや錆が発生し、著しい褪色が見受けられましたので、現状の状態をしっかりと判断し、2液エポキシ系錆止めプライマーを下塗りとし全体に塗装いたしました。
その後、しっかりと乾燥させ上塗り塗料(ニッペファインパーフェクトベスト)を2回塗ります。
最後にしっかりとブリードが起きていないか確認します。
指紋の後も付かずにしっかりとブリード現象は防げています。
Before
After
お家の屋根は雨や風、直射日光を遮るとても大切な場所ですので、定期的なメンテナンスはしっかりとした知識・技術のある塗替え情報館にお任せ下さい!!