瓦屋根のお家の雨漏り検査・現場調査(沼津市・K様邸)
2017.08.30 (Wed) 更新
みなさんこんにちは!
外壁塗装・雨漏り防水専門店の塗替え情報館店長の鈴木です。
本日は、雨漏り補修工事でお問い合わせを頂きました沼津市のお客様の瓦屋根のお宅に雨漏り調査に伺わせて頂きました。
お客様に内容をお伺いすると、家の中には雨漏りは無いが軒下に水が出てくるということでしたので、早速、雨漏りヵ所を確認し屋根に上ってみると、雨漏りヵ所の上は屋根の谷板金がありますが、板金の上にはなぜか黒い防水シートが貼りつけられています。
その防水シートは紫外線で劣化し端部や合わせ目が反り上がってしまっています。
お施主様に確認すると数年前にも同じような雨漏りが有り、その時に修理を依頼した業者が防水シートを上に張り付けたようです。
その際には銅製の谷板金に穴が開いていて、その穴から雨漏りが有りこのような処置をしたのだと思われます。
瓦屋根の谷板金は、下の写真のように、雨(酸性雨)や瓦の釉薬が混じった雨などが一定箇所に流れ落ち、年数が経つと穴が開きます。
さらにその下のルーフィングはそのままにしておけば、その雨や紫外線の影響で穴が開きます。
本来、この防水シート(ルーフィング)は紫外線が当たる所に施工する物ではありません。前回補修をした業者のように紫外線に当たるヵ所にそのままにしておけばすぐに劣化し、悪くなってしまうことは当然です。
また、端部は瓦の奥までシートを差し込んでおらず、板金とシートは接着剤で接着されていましたが、接着が悪い所やしっかりと出来ていない所があれば、その端部からも防水シートと谷板金の間に雨水が染み込んでしまいます。
染み込めばまた、谷板金の穴からは雨漏りします。
現場の状況が解りましたので、実際に水をかけてそれらの場所から雨漏りが有るか確認するために、水かけ検査を行います。
水かけ検査を行い雨漏りが起こるか確認すると、やはり軒下から水が出てきました。
画像では解りにくいですが、赤い丸のヵ所です。
それ以外にも瓦のズレや浮きが有るところも確認致します。
こちらも水が軒下に出てきました。
今回は前回の補修方法が悪いため、広範囲に軒天井も腐ってしまっています。
おそらく谷板金の穴があるヵ所は、下地の木が腐食している可能性も高いです。
前回の工事でしっかりとした補修工事がされていればこんなにも下地が腐ったりすることもなかったと思います。
塗替え情報館では雨漏り補修の原因を突き止め、工事に伴うメリット・デメリットをお伝えし、工事内容はお客様と話し合い、お家とお客様のご要望に合った提案をさせていただきます。
雨漏りでお困りの方は塗替え情報館へお問い合わせ下さい。