亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板・アルミなどの塗装の際の下地処理(田方郡南箱根ダイヤランド・Y様邸)
2017.08.03 (Thu) 更新
皆さんこんにちは!
外壁塗装・雨漏り防水専門店の塗替え情報館店長の鈴木です。
本日はHPを見てお問い合わせを頂きました、田方郡・南箱根ダイアランドで亜鉛メッキ鋼板の鉄骨階段の塗装を行っております。
亜鉛メッキ鋼板(あえんめっきこうはん)とは、その名の通り亜鉛メッキ加工された鋼板で、亜鉛の表面には酸化被膜が形成される(保護被膜作用)ため、水に強い。傷やピンホールができた場合でも亜鉛は鉄よりも腐食しやすいため、亜鉛が優先して腐食されることで鉄の腐食を防ぐ効果(犠牲防食)があります。
(ガルバリウム鋼板にも亜鉛は43.4%含まれています。)
亜鉛メッキ鋼板は写真で見るとこのような鉄骨や鉄板の事です。
写真を見ると、皆さんも一度は見たことがある?と思いますが、この亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板・アルミなどは、通常の鉄骨や鉄板などに比べて塗膜との密着が悪いため、塗装の際は注意が必要になります。
まずは、下地処理!!
いつも言っていますが、何の塗装でも、何の材料を塗るかよりもこの下地処理が塗装では一番大切です。
亜鉛メッキなどの鉄部は、ケレン(錆を落とし・浮いた塗膜を撤去したりする作業)・足付け(塗装する面全体に細かな傷を付ける作業)をしっかりと細かな場所までペーパーを使用し下地処理します。
実際に塗ることよりも大変なこの作業をしっかりとすることで塗料の食い付き(密着性)が良くなり、剥がれや浮きといった現象を抑えられます。
しっかりと下地処理をしたら次は錆止め塗料の塗布ですが、ここも大事なポイントで、使用する塗料は、強溶剤2液型エポキシ樹脂系錆止め塗料(エポキシシンナーという有機溶剤分の強いシンナーで希釈する塗料)を使用します。
今回使用したのはSK化研のミラクボーセーMを使用しました。
この塗料は一般的な1液型の弱溶剤錆止め塗料よりも密着性も良く、防錆効果も高く、塗膜も強靭な塗膜を形成します。
ただし2液型の為、主剤と硬化剤の分量を間違えて混合してしまったりすると、逆に塗膜の性能は落ちてしまうので注意が必要です。
主剤・硬化剤をしっかりと混ぜ合わせ塗り残しやカスレなどが無いように塗装を行います。
きれいにムラなく塗れています。
今日の作業はここまでです。
下地処理は、時間も手間もかかり一番大変な作業のため、手を抜きがちな作業ですが、塗替え情報館は下地にこだわって塗装いたします!
亜鉛メッキ鋼板、ガルバリウム、鉄骨階段などの塗装工事は、塗替え情報館にお任せ下さい!!