窯業系サイディングボード UVプロテクトクリヤー塗装 田方郡 A様邸
2017.02.22 (Wed) 更新
こんにちは!(^O^)
塗替え情報館店長の鈴木です。
今回も前回に続き、サイディングボードのクリヤー塗装の施工方法や注意点です。
まず、このクリヤー塗装はどんなサイディングボードにも塗装できるわけではありません。
新築時に、光触媒やフッ素・無機系などの塗装がされているサイディングボードを選ばれて方はとくに注意が必要です。
このような商品は、もともと汚れなどがつきにくくするように、特殊な塗料が使用されているため、その上に塗る塗料もサイディングボードに塗られた塗膜と密着しにくく、塗替え直後は解らなくても、塗装後数年で剥がれたり、浮いたりする可能性が非常に高くなってしまいます。
なので、光触媒塗装などの塗装がされている場合は、クリヤー塗装が出来ないか、付着テストをした上で施工可能か判断します。
今回工事をさせていただいたA様邸も築15年で状態が良かったため、サイディングボードの塗膜を調べましたが、通常の塗装がされていることが解り、クリアー塗装を提案させて頂きました。
が、念には念を、付着テストもしっかりと行い密着性もばっちりでした。
今回使用した材料は、日本ペイントさんの「ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー」。
この商品はフッ素系のクリヤー塗料で、4フッ化エチレンの強力な結合により耐久性が持続し、紫外線吸収剤の働きにより外壁の劣化・色あせ・変色を抑えます。
また、防藻・防カビ性、超低汚染性により、雨が汚れの下に入り込み汚れを浮き上がらせ、雨が汚れを流し落としてくれます。
このUVプロテクトクリアーの施工方法は下塗り・上塗りの2回塗り仕上げとなります。
艶は3分艶か艶有りの2パターン。
どちらも仕上りのイメージを確認できるようにショールには実際のサイディングボードに塗った物を展示していますので、ぜひ仕上りを確認しに来て下さい。
外壁の塗装が終わると
最後に外壁目地とサッシ廻りのシーリングの打替えを行います、
このシーリングの打替えにも注意が必要で、通常の塗装工事の場合は最初にシーリングの打替えを行うのが一般的ですが、このクリヤー塗装の場合は、シーリングと塗膜が層間剥離を起こし、そのヵ所だけ浮いたり、剥がれたりする可能性があるのでシーリングを最後に打替え工事完了となります。
外壁の塗り替えや、クリヤー塗装をお考えの方は一度お気軽にお問い合わせ下さい!(^^)