窯業系サイディングボードのクリアー塗装は築何年まで出来るのか?(田方郡・南箱根ダイヤランド・A様邸)
2017.02.20 (Mon) 更新
みなさんこんにちは!
外壁塗装・雨漏り・防水専門店の塗替え情報館の鈴木です!!
前回に続き窯業系サイディングボードの塗装です。
前回はリシン吹きのサイディングボードについて書かせて頂きましたが、今回はサイディングボードのクリアー塗装です。
最近は色々な種類のサイディングボードがあり、柄やパターンも複雑なものが多いです。
今回塗装工事をさせていただきましたA様のお宅も1F部分はレンガ調のサイディングが使用されていました。
この様なレンガ調や石材調のサイディングボードを、単色で塗りつぶしてしまうのは嫌だと思っている方も多いと思います。
ただ、塗装工事をずっとしないとサイディングボードに塗られた塗膜は徐々に劣化していきますので、サイディングボードを単色で塗りつぶしたくない方は、10年?長くても15年くらいでクリアー塗装が必要になります。
どうして10?15年なのかというと、新品のサイディングボードも8?10年くらい経ちますと、表面の塗膜が劣化しはじめ、塗膜の変色や退色、または基材の劣化が現れてきます。
少しの退色などでしたらクリアー塗装をすれば、元に戻ることがほとんどですが、あまり退色や変色の度合いが大きいと、クリアー塗装をしてもそのままの状態で残ってしまい、クリアー塗装をしてもきれいな状態に戻りませんので10年?15年くらいでの施工が望ましいのです。
また、サイディングボードにはつなぎ目やサッシ廻りにシーリング(ゴムのようなもの)
がありますが、このシーリングも10年くらいで紫外線などによる劣化で、弾性力が無くなり、固くなり、割れが出てきます。
ですので同じタイミングでシーリングの打替えも必要になります。(※同じタイミングで行うことにより足場の費用も1回で済みます。)
今回工事をさせていただきましたA様宅は約築15年でしたが、1F外壁塗膜の劣化は少なく、とても良い状態でクリアー塗装をすることが出来ました。
次回は、その工事の工程やクリアー塗装の際の注意点などを書きたいと思います。