雨染みや汚れの付いた玄関の丸柱・梁・天井などの木部アク洗い(灰汁洗い)(沼津市・A様邸)
2016.08.19 (Fri) 更新
皆さんこんにちは!!
外壁塗装・雨漏り・防水専門店の塗替え情報館店長の鈴木です。
今回は、前回の続きで、沼津市A様邸の木部の灰汁洗い(アク洗い)です。
まず木部の洗いというのは、木製の柱や、天井の板、窓の枠などを、専用の薬品を使いきれいにすることです。(※和室なども同じ)
この写真のように化粧の柱などの木は雨や汚れ、カビなどにより、日が経つごとに汚れて行き、雨がよく当たり水の吸い込みが多い端部などは段々と腐っていきます。
この木部を、薬品を使用して新築時のように綺麗な状態に甦らせることを、木部の灰汁洗い、又はアク洗いといいます。
この洗いに使用する薬品は大きく3種類に分けられます。
?仕様薬品アクロンAB ※木のアク(灰汁)や手垢、シミを抜くための薬品です。
?仕様薬品レブライト ※木についたモルタルやブラスター、鉄サビ・雨ジミ等のシミや汚れ落としをするための薬品です。
?仕様薬品ノーベルAB ※木の日焼けやカビを抜くための薬品です。
この3つの薬品を使い木を洗うことを、灰汁洗いやアク洗いといいます。
しっかりとした工法と手順を踏んで洗いを行うとここまできれいに蘇ります。
ただし、薬品は医薬外劇物のため混ぜたり、間違った使い方をすると大変危険です。
また逆に木を痛めてしまうこともありますので、お気を付け下さい。
この木部は灰汁洗いが終わって終わりではありません。
洗いが終わると木を保護する防腐剤を塗っていきます。
今回は、ノンロットのイエローオークを使用し仕上げました。※2回塗り
この防腐剤を塗ることで、腐食やカビを防ぎ、汚れや雨染みもできにくくなります! ※和室の場合はワックスを塗ります。
アフター
この仕上がりに、お施主様もここまで綺麗になるとは思わなかったと!と、大変喜んで頂けました。
※薬品を混ぜたり、間違った使用をすると大変危険なため、必ず専門の業者へ頼んでください。
塗替え情報館では経験豊富なスタッフがおりますので、塗装でお悩みの方は一度お問い合わせください。