塩害で錆の出ているガルバリウム鋼板の外壁塗装工事とメンテナンス(沼津市Y様邸)
2016.07.22 (Fri) 更新
皆さんこんにちは!
外壁塗装・雨漏り・防水専門店の塗替え情報館店長の鈴木です。
今回は、沼津市Y様邸にて、ガルバリウム鋼板の外壁材の塗装、モニエル瓦屋根の塗装工事をさせて頂きました。
最近よく見かけるガルバリウム鋼板ですが、このガルバリウム鋼板は、鉄板(スチール)を基材としてアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%からなるメッキ層を持つ溶融アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板のことをガルバリウム 鋼板といいます。
このガルバリウム鋼板は、錆に強く耐久性も普通の鉄と比べると、とても良い鉄になりますが、錆びない、劣化しないということではありません。
メンテナンスをしないとガルバリウム鋼板も錆びますし、劣化します!!そうなると、もちろん塗装が必要になります。(※メンテナンスの方法は無理に擦ったりせずに、水洗いし、塩分や汚れを流すだけです。)
ただし、間違った塗装をすると、ガルバリウム鋼板は密着が悪いためすぐに剥がれる事がありますので、注意が必要です。
まずは、施工前の写真と、一番大切な下地処理です。
とくに雨の当たらない場所に白錆が出ていました。
雨の当たらない場所は、汚れや潮などが付着してもそのまま残ってしまい、また湿気も溜まりやすい場所になりますので、雨の当たる場所よりも当たらない場所の方が錆などは出やすくなります。
しっかりと、高圧洗浄をし、潮風でついた塩分や汚れなどを落とし、全体をくまなくペーパー掛けをし、錆を取り、細かな傷を全体につけます。その後、錆止めを塗るのですが、一般的な錆止めではなく、強溶剤系の2液型エポキシ錆止め塗料を塗布します。
ここまでの作業が一番大切な工程になります。この工程で手抜きをしたり、間違った塗料を使用するとまったく意味のない工事になります。
その後、中塗り・上塗りと塗装し、工事完了です。
この際もつなぎ目やムラなどが出ないように注意して塗ります。
工事前と仕上がりがこちらです。
ムラやつなぎ目もなく綺麗に仕上がり、お施主様も喜んでいただけました。
ガルバリウム鋼板の塗装は、密着が悪く間違えると大変厄介になります。
知識と経験、実績を持った塗装屋さんに頼んで下さい。