外壁屋根などお家の塗り替え工事での手抜き工事の実例と業者の見抜き方(沼津市)<2022年7月24日更新> |静岡県沼津市・三島市・富士市・静岡市の外壁塗装・屋根塗装専門店 塗替え情報館
2016.03.07 (Mon) 更新
~2022年7月24日更新~
静岡県東部を中心に安心できる住宅の塗装(塗り替え)工事を提供している『塗替え情報館』のブログです。
皆さんこんにちは!外壁塗装・雨漏り・防水専門店の塗替え情報館です。
先日、外壁・屋根などの塗装工事をさせて頂いたお客様のお話です。
数年前に前回の塗装を行っていらっしゃるのですが、その際は、訪問販売業者(飛び込み営業)に家の塗装工事をしないかと言われ、工事をお願いしたようです。
ですが、その際の工事で手抜き工事をされてしまい、工事が終わったときはきれいだった外壁が、数年が経ち、塗装した箇所の異変に気が付き、弊社にお問い合わせを頂きました。
お問い合わせを頂き現場調査を行った際の状態は...涙
まず、全体です。
この角度ではあまり状態は悪くなさそうですが、玄関の庇の木部に塗膜のワレ・剥がれが見受けられます。
外壁東面を見てみると、塗膜のワレ、ハガレがかなり広範囲に出ています!
さらには軒天井にも広範囲に塗膜の剥がれ、ワレが見受けられます!
しっかりと工事を行っていれば、劣化だけでここまでの塗膜の剥がれや、ワレが出るということはまず考えにくいです。
今回現場調査を行わせて頂き、割れやハガレが起きた原因を色々と調査を行い、前回の塗装工事で施工業者が下地処理をしっかりとしていないために起こった、塗料の密着が不十分で塗膜のハガレだということがわかりました。
完全に前回の施工業者の手抜き工事です。
しかし、工事の保証もなければ、前回塗装を行った業者はもう存在しません。
残念ですが、お施主様の負担で直すほかありません。
これらの塗膜のハガレは厄介です。
どうして厄介なのかというと、ハガレが起きている原因が、「塗装前の高圧洗浄をしっかりと行ってない」、「塗装前の下地処理(下地調整)を行っていない」という2点が大きな原因だからです。
既存の塗膜を剥がしてみると、高圧洗浄はそもそも行っていないか、水をかける程度の高圧洗浄で、埃やチョーキング(粉化)した既存塗膜、コケやカビを洗い流せていない状態でした。
さらに塗装前の下地処理は、外壁が金属サイディングの為、元々塗料の密着が悪い素材ですので、塗装前にはしっかりとペーパーやマジックロン・スコッチといわれる道具を使用し、塗装面全体に細かな傷を付け塗料の食い付き(密着)を良くしなければいけませんが、そのような跡も全くありませんでした。
また、下塗りの使用材料も、このような密着の悪い金属サイディングや、ガルバリウム鋼板、亜鉛メッキ、ステンレスなどには、一般的な1液型の弱溶剤エポキシ錆止め塗料などではなく、強溶剤系又は弱溶剤系の2液型エポキシ錆止め塗料を使用するのが一般的です。
1番厄介なのは、この上に塗装をしても元の塗膜の密着が悪いのでまたすぐに剥がれるということです。
出来ることならば、この塗膜を全てはがしてから下地処理をし直し、塗装をしないと意味がありません。
家の塗り替えは塗ってしまえば、一見きれいに見えます。
最近は良く塗料を何回塗り重ねるとか、規定よりもたくさん塗ります!という業者も多く聞きますが、下地処理や下塗り材の選定が一番大切!!
初めての塗り替えはとくに大切です。※塗料は規定よりもたくさん塗ることによるデメリットも有りますのでご注意ください。
今回のケースように下地処理を間違えてしまうと、ただ塗り直せばよいということでは済みませんので、みなさん業者選びは慎重に行ってください。
塗替え情報館では、初めての外壁塗装に役立つ小冊子やパンフレットなどもご用意しております!!
これから外壁塗装をお考えの方、塗装・塗り替えでお悩みの方、疑問、質問などがありましたらお気軽にお問い合わせください。
これからも、このような被害を一件でも少なく出来るように精一杯努力いたします。
<清水町本店> 駿東郡清水町堂庭209-5 2階 (清水町役場東隣)
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